オメガ、IWC、ブライトリングの満足度の高い“計器”は予算100万円の時代 ウオッチナビ集計【2022年版ジャンル別ランキング/クロノグラフ部門】トップ3
時計専門誌『ウオッチナビ』では、毎年年末号で人気時計をあらゆる角度からランキングにして紹介する大特集を組んでいる。順位付けのデータは当サイト『WATCHNAVI Salon』で募ったアンケートをベースにしているため、その年の人気時計を把握できるようになっている。
本記事では最新号(Vol.88)のランキング特集より、「クロノグラフ部門」のトップ3を公開。
プッシュボタンや積算計、スケールなどメカニカルな機能美が際立つクロノグラフのランキングには、各ブランドの“顔”といえるコレクションが並んだ。
<No.3> オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」
オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」 Ref.310.30.42.50.01.001 93万5000円
ウオッチナビ集計 2021年版 欲しい時計ベストランキング(総合)で1位に輝いた永久定番クロノグラフの最新仕様。ムーブメントの振動数に合わせて秒目盛りの刻みを1/5秒から1/3秒に改められたほか、程よいテーパーがかかったフィット感に優れる新型ブレスレットを採用している。ヘサライト風防モデルは、ステンレススチール製のケースバックにシーホースを刻印。サファイアクリスタル風防モデル(Ref.310.30.42.50.01.002 106万7000円)は、シースルーバックとなっている。
スペック:手巻き(Cal.3861)、毎時2万1600振動、50時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径42mm、厚さ13.58mm。50m防水。
問い合わせ先:オメガお客様センター TEL.03-5952-4400 https://www.omegawatches.jp/ja/
<No.2> IWCシャフハウゼン「ポルトギーゼ・クロノグラフ」
IWCシャフハウゼン「ポルトギーゼ・クロノグラフ」 Ref.IW371605 107万2500円
スイスの伝統的な時計とは異なる質実剛健な雰囲気や革新への飽くなき挑戦の姿勢がIWCの真骨頂であり、これを象徴するのが長年デザインを変更していない大定番のポルトギーゼ・クロノグラフといえる。ピュアなダイアルにアラビア数字インデックスと繊細なリーフ針の組み合わせという、ポルトギーゼの伝統的な意匠を受け継いで1998年にデビュー。以来、愛好家からビギナーまで幅広く支持されている。2019年暮れに自社ムーブメントが投入され、待望のシースルーバック化がなされた。
スペック:自動巻き(自社製Cal.69355)、毎時2万8800振動、46時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径41mm、厚さ13mm。3気圧防水。
問い合わせ先:IWCシャフハウゼン TEL.0120-05-1868 https://www.iwc.com/jp/ja/
<No.1> ブライトリング「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43」
ブライトリング「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43」 Ref.AB0138241G1P1 113万3000円
2022年の最大のトピックスだったナビタイマーのリニューアル。タキメータースケールを排除した文字盤はすっきりとした印象で、12時位置に掲げられたAOPA(国際オーナーパイロット協会)ロゴの存在感も際立つ。アイスブルーやミントグリーンなど、従来になかったユニークな文字盤カラーも注目されているが、大定番のブラックやもっとも“パンダ”と呼ぶのにしっくりくるシルバーも健在だ。ケースサイズは43mmのほかに、やや小振りな41mmと最大となる46mmが選べる。
スペック:自動巻き(自社製Cal.01)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径43mm、厚さ13.6mm。3気圧防水。
●ショップの評価
「今年70周年を迎え、フルモデルチェンジを行った名作。一生ものとしてふさわしい逸品です」(A.M.I名古屋パルコ店/新實和生さん)
問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン TEL.0120-105-707 https://www.breitling.com/jp-ja/
※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。本記事は『ウオッチナビ 2023 Winter Vol.88』より抜粋・編集しています。