【タグ・ホイヤー(TAG HEUER)】から、「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ」の新作が登場。同ブランドが公式ウオッチを担当するF1モナコグランプリの第80回開催を記念して製作されたモデルで、文字盤のカラーリングが異なる3型が発表された。価格は134万7500円~141万3500円(税込)。
第80回F1モナコグランプリの開催を祝う
F1の第1回大会から唯一、同じコースで開催され続けている歴史を持つモナコグランプリは、世界三大レースのひとつに数えられており、インディ500やル・マンと並び称されている。タグ・ホイヤーは2011年からこの伝説的なレースの公式ウオッチを担当しており、2023シーズンの第80回モナコグランプリ開催を記念して、新しい「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ」を発表した。
本機は、アイコニックなスクエアケースや2つのクロノグラフカウンターなど、タグ・ホイヤー モナコ伝統のデザインコードを踏襲しつつ、文字盤をオープンワークとするアレンジを試みている。そのため、自社製造の自動巻きムーブメント「キャリバー ホイヤー02」を大胆に露出させているのだ。その文字盤は、オリジナルブルー、レーシングレッド、ターコイズの3色を用意。それぞれ異なるカラーのラバーとカーフスキンを組み合わせたバイマテリアルストラップをセレクトしている。
オリジナルブルーのバリエーションは、「タグ・ホイヤー モナコ」のファーストモデルに使われていた鮮やかなブルーにインスピレーションを受けたモデル。カウンターやバイマテリアルストラップにそのブルーを用い、色彩豊かなデザインとしている。そして時分針をホワイト、クロノグラフの関連針をレッドとすることで、スポーティな印象を与えるトリコロールの配色としている。
レーシングレッドのバリエーションは、フォーミュラカーが放つ火花を赤で表現した一本。ブラック基調のモノトーンフェイスに、クロノグラフ秒針やインダイアルの針のレッドがアクセントとして映えるデザインとなっており、精悍かつモダンな印象にまとめられている。
ターコイズのバリエーションは、タグ・ホイヤーではめずらしい配色のモデルであり、これはモナコの美しい海岸線にヒントを得たカラーリングとなっている。カウンターを囲む四角い縁や時分針などをターコイズカラーとし、ユニークな表情を作り出している。またこのモデルのみ、チタンケースにブラックDLCコーティングを施している。
↑80時間パワーリザーブを備える「キャリバー ホイヤー02」を搭載
3型は共通で、強度や腐食耐性が高く、かつ軽量なグレード2チタンをケース素材に用いている。そのほか、精度を決定するムーブメントには自社製造の「キャリバー ホイヤー02」を共通で選択。実用的な80時間パワーリザーブや優れた精度を実現している。なおサファイアクリスタルバックのため、「SWISS MADE」や「Cal.HEUER02」が文字盤と同色にされている、この特別デザインのムーブメントを鑑賞できる。
↑第80回F1モナコグランプリを制覇したオラクル・レッドブル・レーシングのドライバー、マックス・フェルスタッペン
2023年5月28日に開催された第80回F1モナコグランプリの決勝レースでは、オラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが勝利した。タグ・ホイヤーは2016年以来、同チームの公式パートナー兼タイムキーパーを務めており、今回のレースでマックス・フェルスタッペンは「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ」のオリジナルブルーモデルを着用。ケースバックに「One of one(唯一)」の文字が刻まれた特別仕様だったとのことだ。
タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ」 Ref.CBL2182.FT6235 134万7500円/自動巻き(自社製Cal.ホイヤー02)、毎時2万8800振動、80時間パワーリザーブ。グレード2チタンケース(シースルーバック)、バイマテリアルストラップ(ラバー×カーフスキン)。縦横39mm。100m防水。
問い合わせ先:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054 https://www.tagheuer.com/jp/ja/ ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。
Text/三宅裕丈
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