はい、来ました。今度はトップタイムからキャリバーB21搭載のトゥールビヨンをブライトリングが発表

前年にプレミエから発表して好評を博したトゥールビヨンが、今度はトップタイムで登場した。創業一族へのオマージュモデルだった前回の3部作の展開を踏襲しつつ、最新作ではクラシックカーにインスピレーションを得た3本が揃う。価格はいずれも649万円。2023年12月1日より発売開始となる。

トゥールビヨンを載せたクラシックカーズコレクションの3本

ブライトリングの「トップタイム クラシックカーズ クレクションは、2021年にクロノグラフで初登場。それらは、「シボレー コルベット」「フォード マスタング」「シェルビー コブラ」というアメリカ車の文化を代表する3つのマシンと、そしてブライトリングが1960年代に製作したオリジナルのトップタイムへのオマージュとなっていた。そして再び、今度は時計界を代表する複雑機構「トゥールビヨン」を搭載しての登場である。しかも、素材にブロンズやセラミックを使った意欲作。たとえ買えずとも一度は目にしておきたい。

この3部作で注目すべきは使われた素材。グリーンのカラーリングが、1964年から74年まで製造された初代のマシンを想起させる「トップタイム B21 フォード マスタング」はブロンズを採用。「トップタイム B21 シェルビー コブラ」「トップタイム B21シボレー コルベット」はブラックセラミックとなっている。とくに後者は文字盤にウォールナット材を使用。これには思わずステアリングホイールが頭に浮かんだ人も多いことだろう。

これら3本が搭載するキャリバーB21は、高性能ムーブメントの製造で知られるラ・ジュー・ペレ社と共同開発したもの。姿勢差による負荷を分散させるトゥールビヨン機構を12時側に備え、その上下対称位置にクロノグラフの分積算計をセット。このサブダイアルの角丸デザインもまた、ヴィンテージなダッシュボードメーターを思い起こさせる。もちろん100%COSC認定クロノメーター取得を宣言しているブライトリングなので、高精度は折り紙付き。クロノグラフのメカニズムも高級機らしくコラムホイール制御となっており、シースルーバックからトゥールビヨンとともにそのパーツの動きを楽しむことができる。

三者三様の個性を持ったブライトリングの最新コンプリケーションウオッチ。これらを通じて、機械式時計と名車の奥深い魅力に思いを馳せてみるのもいいだろう。

「トップタイム B21 フォード マスタング」Ref.NB21251A1L1X1 649万円 自動巻き(キャリバーB21)、毎時2万8800振動、約55時間パワーリザーブ。ブロンズケース(シースルーバック)。直径42mm、厚さ15.40mm。カーフレザーストラップ。最大10気圧防水
「トップタイム B21 シェルビー コブラ」Ref.SB21251A1C1X1 649万円 自動巻き(キャリバーB21)、毎時2万8800振動、約55時間パワーリザーブ。セラミックケース(シースルーバック)。直径44mm、厚さ15.40mm。カーフレザーストラップ。最大10気圧防水
「トップタイム B21 シボレー コルベット」Ref.SB21252A1Q1X1 649万円 自動巻き(キャリバーB21)、毎時2万8800振動、約55時間パワーリザーブ。セラミックケース(シースルーバック)。直径42mm、厚さ15.40mm。カーフレザーストラップ。最大10気圧防水

問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン Tel.0120-105-707
https://www.breitling.com/jp-ja/

Text/Daisuke Suito(WATCHNAVI)

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