メカニズムもエングレービングも超絶! 世界遺産の街並みに着想を得たわかず18本生産の限定時計

1791年創業の老舗ウオッチブランド【ジラール・ペルゴ(GIRARD-PERREGAUX)】が最新作を発表。ブランドの拠点となるスイス ラ・ショー・ド・フォンの街並みから着想を得た「ラ・エスメラルダ トゥールビヨン “シークレット” エタニティ エディション ハニー」が発売となり、価格は6295万3000円(税込)。世界限定18本の受注生産となる。

時計製造の街として知られるラ・ショー・ド・フォン

ジラール・ペルゴの拠点であり、世界遺産にも登録されるスイスのラ・ショー・ド・フォン。この街は、時計製造のメッカならではの特徴として建築物に自然光が効果的に取り入れられるように独特な配置で設計されている。これは、時計作りにおいて職人の手先と目の連携が非常に重要であるためだ。今回、ジラール・ペルゴは夏の日が暮れてからしばらくの間、街を囲むように温かみのある金色の緑が広がり、独特の風情が漂うラ・ショー・ド・フォンの景色からインスピレーションを得て、新作を開発。「ラ・エスメラルダ トゥールビヨン “シークレット” エタニティ エディション」をベースに、豊かな蜂蜜色をまとった特別なタイムピースを誕生させた。

蜂蜜色のグラン・フーエナメル仕上げの文字盤を採用

「ラ・エスメラルダ トゥールビヨン “シークレット” エタニティ エディション ハニー」は43mm径の18Kピンクゴールド製ケースに、蜂蜜色のグラン・フーエナメル仕上げの文字盤と同じトーンのスリー・ゴールドブリッジを組み合わせて華やかな仕上がりを実現。文字盤上で存在感を放つ2頭のギャロップする馬は手作業でエングレービングされ、香箱ブリッジとトゥールビヨンブリッジの左右両端を形成する。文字盤には伝統的なローズエンジン旋盤を使用しており、熟練職人の手作業によるサンレイ仕上げと円弧状のギヨシェ装飾と美しい調和を見せ、洗練された雰囲気を強調。ケースやラグ、ベゼル、バックルにはブランドが1889年に製作した懐中時計への敬意を込めて、繊細なエングレービングが施されている。

ミステリアスな一面を持つ馬のディテール

ケース側面とラグにも蜂蜜色のグラン・フー エナメル仕上げを施し、重厚な存在感を演出。この特別な加工は姉妹会社であるドンツェ・カドランの技術によるもので、シャンルベと呼ばれる手法を用いたことにより、経年による色褪せを防ぐ効果もある。ケースの裏面には繊細なフルーテッド模様が彫り込まれ、さらに3頭の馬もレイアウト。この馬たちの意味は長年にわたり謎のままで、ファンにとってはミステリアスな一面を持ったディテールとなっている。

使用する部品の99%はラ・ショー・ド・フォン製

本機に内蔵される自社開発ムーブメントのキャリバーGP09600は、香箱の下にホワイトゴールド製のマイクロローターを配置し、1884年に特許を取得したスリー・ブリッジ トゥールビヨンの伝統を継承した自動巻き機構を搭載。ゴールドのエングレービングが施され、デザイン面でも優れた美しさを特徴とする。ジラール・ペルゴは、ムーブメントを自社で一貫して製造するマニュファクチュールであると同時に、地元の専門職人からも部品を調達。この「ラ・エスメラルダ トゥールビヨン ”シークレット” エタニティ エディション ハニー」でも使用されている部品の99%がラ・ショー・ド・フォンで製造されたものとなる。

時計愛好家ならば一度は目にしたい至高の逸品

「ラ・エスメラルダ トゥールビヨン ”シークレット” エタニティ エディション ハニー」は、18本限定の受注生産で、世界各国の正規販売店での取り扱いとなる。ラ・ショー・ド・フォンの美しい風景とジラール・ペルゴの卓越した技術力が融合したこの時計は、まさに特別な一本。時計愛好家ならば一度は目にしておきたい至高の逸品といえるだろう。

ジラール・ぺルゴ「ラ・エスメラルダ トゥールビヨン “シークレット” エタニティ エディション ハニー」 Ref.99274-52-3423-5CC 6295万3000円/自動巻き(Cal.GP09600)、毎時2万1600振動、50時間パワーリザーブ。18Kピンクゴールドケース、レザーストラップ。直径43mm、厚さ15.1mm。3気圧防水。世界限定18本(受注生産)。

 

問い合わせ先:ソーウインド ジャパン TEL.03-5211-1791 https://www.girard-perregaux.com/jp_jp ※価格は記事公開時点の税込価格です。

Text/三宅裕丈

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