スイスのラグジュアリーウオッチブランドのイベント&チャリティをチェック

創造性と革新性を軸に進化を続けるラグジュアリーブランドたちが、それぞれの世界観を表現する特別なイベントを開催する。【オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)】は、創業150周年を記念した没入型展覧会「ハウス オブ ワンダーズ展」を銀座で開催し、伝統と革新の軌跡を五感で体感できる空間を創出。一方、【ウブロ(HUBLOT)】は、伊勢丹新宿店でポップアップイベントを開催し、現代アーティストのダニエル・アーシャムとのコラボレーションモデルを先行披露。さらに、【リシャール・ミル(RICHARD MILLE)】は、ブランドの理念である「ファミリー」の絆を体現するチャリティオークションを実施し、著名アンバサダーゆかりの特別モデルを出品する。それぞれのブランドが示すのは、時計づくりを超えた“時間”との新たな関わり方である。

創業150周年を記念した特別展「ハウス オブ ワンダーズ」を開催

スイスのオートオルロジュリー・マニュファクチュールである【オーデマ ピゲ】は、創業150周年を記念した特別展「ハウス オブ ワンダーズ展」を、2025年11月10日(月)から2026年4月30日(木)まで、東京・銀座で開催する。

1875年にスイス・ジュウ渓谷のル・ブラッシュで創業したオーデマ ピゲは、150年にわたり時計製作における伝統と革新を追求し続けてきた。本展は、ブランドの創業地への“扉”としてデザインされ、時計愛好家はもちろん、初めてオーデマ ピゲに触れる人々にも、ブランドの世界観を体感できるモダンでユニークな没入型展示となっている。会場は、多くの時計およびラグジュアリーメゾンの旗艦店が並ぶ銀座・並木通りに位置し、2フロア構成でテーマ別の部屋が展開される。

創業者が1907年に建て、現在も本社として使用しているブランド初のマニュファクチュールを模した「ハウス オブ ワンダーズ」の扉を抜けると、来場者はオーデマ ピゲの唯一無二の時計製作の世界へと誘われる。ブランドの150年にわたる経験と知識の深みを表現した「時のギャラリー」では、ジュウ渓谷における時計製作の起源に触れつつ、アーカイブ文書や資料を通じて、1875年の創業の背景を辿ることができる。

また、普段目にする機会の少ない貴重なアーカイブピースや最新のタイムピースを展示するコーナーでは、それぞれの時計が時代、形状、機能、カラー、デザイン、技術、ノウハウの変遷を物語り、オーデマ ピゲの歴史を照らし出す存在として紹介される。そのほか、ジュネーブのDreamscape社とのコラボレーションによる、オーデマ ピゲの前衛性とクリエイティビティに焦点を当てたイマーシブなVR体験や、技術者による機械式時計のメカニズム紹介など、機械式時計の知識の有無を問わず楽しめる多彩なコンテンツが用意されている。

オーデマ ピゲが150年にわたり築き上げてきたクラフツマンシップ、革新性、そして人々の物語に焦点を当て、1875年の創業から現在に至るまでの歩みを五感で感じられる空間となっている。来場予約は10月24日(金)から、オーデマ ピゲ公式ウェブサイト内の特設ページにて受け付けを開始する。この機会に、オーデマ ピゲの魅力を体感できる特別展に足を運んでみてほしい。

 

【オーデマ ピゲ 150周年記念ハウス オブ ワンダーズ展】
開催期間:2025年11月10日(月)~ 2026年4月30日(木)
営業時間:11:30~19:30 (最終入場18:30)
住所:東京都中央区銀座6-7-12
※入場無料(予約優先)
予約方法URL:https://aplb.ch/ginza-house-of-wonders-public

 

「The Art of Fusion ~異なる素材やアイデアの融合~」を開催

スイスの高級時計ブランド、ウブロは、2025年11月12日(水)から11月18日(火)まで、伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージにて、期間限定のポップアップイベント「The Art of Fusion ~異なる素材やアイデアの融合~」を開催する。現代アーティストでありウブロのアンバサダーを務めるダニエル・アーシャムとのコラボレーションによって誕生した初の腕時計「MP-17 メカ-10 アーシャム スプラッシュ チタニウム サファイア」を先行販売する予定だ。

「MP-17 メカ-10 アーシャム スプラッシュ チタニウム サファイア」は、水の持つダイナミックな本質と流動的なフォルム、そして透明性をウブロの得意とするサファイアクリスタルで表現したモデルである。約10日間のパワーリザーブを誇る自社開発・製造ムーブメント「メカ-10」を搭載し、世界限定99本で展開される。現代アートと高級時計製造の融合を体現する、ウブロとアーシャムによる象徴的なタイムピースといえる。

 

ナチュラルウッドやグレーを基調に、ウブロブティックを再現した会場では、通常の店舗では見られない特別なコレクションが一堂に会する。ブランドコンセプトである「アート・オブ・フュージョン(異なる素材やアイデアの融合)」を、空間全体で体感できる構成となっている。「ビッグ・バン」誕生20周年を記念した限定モデルをはじめ、国内に1本ずつしか存在しない他国限定モデルを集めた希少なワールドコレクション、さらにウブロの技術力を結集したハイコンプリケーションから定番モデルまで、幅広いラインナップ。知識豊富なブティックスタッフによるホスピタリティのもと、ブランドの世界観をじっくりと味わうことができる。

本イベントでは、ウブロ自社開発・製造の手巻きムーブメント「メカ-10」や、自動巻きクロノグラフムーブメント「ウニコ」の分解・組み立てを実演する時計技術者によるデモンストレーションも実施される。ウブロの卓越した技術力を間近で感じられる貴重な機会となる。また、期間中にポップアップブティックで時計を購入した来場者には、オリジナルギフトが進呈される。

ウブロ「MP-17 メカ-10 アーシャム スプラッシュ チタニウム サファイア」 Ref.917.NJ.6909.RX 904万2000円/手巻き(Cal.HUB1205)、毎時2万8800振動、240時間パワーリザーブ。チタンケース(シースルーバック)、ラバーストラップ、サファイアクリスタル風防(反射防止加工)。直径42mm。5気圧防水。世界限定99本。

【The Art of Fusion ~異なる素材やアイデアの融合~】
開催期間:2025年11月12日(水)~11月18日(火) 10:00~20:00
※時計技術者によるデモンストレーション 平日12:00~19:00(予定)/土日11:00~19:00(予定)
会場:伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
TEL:03-3352-1111(大代表)

 

有名人愛用モデルを特別出品するチャリティオークションを開催

 

リシャールミルジャパンは、2011年の東日本大震災を機に開始した復興支援チャリティ以来、支援を必要とする人々への貢献を、ラグジュアリーブランドとしての使命と位置づけ、国内外を問わず多様な団体への支援活動を継続している。

リシャール・ミルは、顧客をはじめブランドに関わるすべての人々を「ファミリー」として大切にし、単なるアフターケアを超えた「絆」の証としてチャリティ活動を行っている。その一環として実施される特別モデルのチャリティオークションが、下記の内容で開催される。今回出品されるのは、リシャール・ミル ファミリーであり、元サッカー選手のディディエ・ドログバと、F1ドライバーのシャルル・ルクレールが愛用した2本のモデルである。落札金額の全額は、リシャールミルジャパン財団が責任をもって支援先団体へ寄付する予定だ。

リシャール・ミル「RM 65-01 オートマティック スプリットセコンドクロノグラフ(ディディエ・ドログバ プリントサイン入りユニークピース)」 自動巻き(Cal.RMAC4)、毎時3万6000振動、約60時間パワーリザーブ。縦49.94×横44.5mm、厚み16.1mm、ホワイトクオーツTPT®ケース&ベゼル、ラバーストラップ。

 

【チャリティオークション開催概要】
オークション方式:封印入札方式(ファーストプライスオークション)
申込受付期間:~11月16日(日)19時まで
※各リシャール・ミル ブティックにて申し込み受付
寄付先:能登半島復興支援 ほか
落札金額は、リシャールミルジャパン財団の公式ウェブサイトにて発表される。落札者には、入札店舗より個別に連絡が行われる。

 

問い合わせ先:リシャールミルジャパン TEL.03-5511-1555 https://www.richardmille.com/ja ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/平野翔太(WN編集部)

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