パルミジャーニ・フルリエのフラッグシップコレクション「トンダ」に多彩な表情を見せるストーンブルー文字盤が仲間入り

スイスのマニュファクチュールブランド【パルミジャーニ・フルリエ(PARMIGIANI FLEURIER)】が、フラッグシップ・コレクション「トンダ」のニューモデルを発表した。ステンレススチール×18Kローズゴールドのコンビネーションケースにストーンブルー文字盤を備える「トンダ PFマイクロローター  ノーデイト ステンレススティール&ローズゴールド」がリリース。価格は464万2000円。

メゾンが培ってきた技術と美意識の結晶

フラッグシップとなる「トンダ PF マイクロローター」から、新たに登場した「トンダ PFマイクロローター  ノーデイト ステンレススチール&ローズゴールド」は、メゾンが培ってきた精緻な技術と美意識が凝縮されたモデルとなっている。まず本機で注目すべきは、職人の手作業によるバーリーコーン模様が刻まれたギョーシェ文字盤だ。規則的なパターンで構成されるこの精巧な文字盤は、深みのあるミネラルトーンのストーンブルーでアレンジされ、光の角度や加減によって色調が変化。穏やかなグレーから明るいライトブルー、神秘的なダークトーンへと豊かな表情を見せる。文字盤を2本の針と短めのインデックス、控えめなブランドロゴというシンプルにまとめ、余白を設けることで、ストーンブルーの美しさをより際立たせた印象だ。さらに、プラチナ製ベゼルの繊細なローレット加工、ローズゴールドのアプライドインデックス、ポリッシュとサテン仕上げを交互に施したブレスレットなど、細部にクラフトマンシップの粋を感じ取ることができる。

自社製ムーブメント「キャリバーPF703」を搭載

ステンレススチールとローズゴールドのコンビネーションとなる40mmケースは、単なる異素材の組み合わせではなく、考え抜かれた美的表現に基づくもの。ケースからクラスプまで、ふたつの素材が自然に流れ込むように調和し、端正で柔らかなスタイルを実現させている。この内部で駆動するのは、48時間のパワーリザーブを確保しつつ、厚さわずか7.8mmという薄型化を達成した自社製の自動巻きムーブメント「キャリバーPF703」だ。バーリーコーンのギョーシェ装飾が施された、22Kローズゴールド製のマイクロローターを備える同ムーブメントの姿は、裏ブタのシースルーバック越しに鑑賞可能。時計の表裏で“見る”楽しみがある点も、本機の大きな魅力となっている。

2021年のデビュー以来、「トンダ PFコレクション」は“プライベート・ラグジュアリー”という理念を掲げ、現代の高級時計界におけるひとつの基準となった。「プライベート・ラグジュアリーとは、製品そのものの価値を高めることを意味します。これにより、単なるステータスシンボルを超え、文化的な成熟と永続する喜びを選ぶ自由を愛好家に与えます」と、パルミジャーニ・フルリエCEOのグイド・テレーニは語る。本機は、その言葉を体現する一本にほかならない。ブランドのファンだけでなく、多くの腕時計愛好家にとって魅力溢れるタイムピースの誕生といえそうだ。

パルミジャーニ・フルリエ「トンダ PFマイクロローター  ノーデイト ステンレススティール & ローズゴールド」 Ref.PFC914-1020022-100182 464万2000円/自動巻き(Cal.PF703)、毎時2万1600振動、48時間パワーリザーブ。サファイアクリスタル(反射防止加工)。直径40mm、厚さ7.8mm。100m防水。

 

問い合わせ先:パルミジャーニ・フルリエ TEL.03-5413-5745 https://www.parmigiani.com/jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈

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