〈動画付き〉白濱亜嵐さんが登壇。進化を続けるアイコン時計「ブライトリング クロノマット」の新作発表イベントをレポート

ブライトリング(BREITLING)を代表するアイコンウオッチ「クロノマット」が、さらなる進化を遂げるリニューアルを果たした。今月初頭に開催されたメディア向け発表イベントでは、歴史に裏打ちされた独自のアイデンティティ、現代的に洗練された最新アップデートの全貌が明かされ、豪華ゲストを招いたトークセッションも行われた。スイス時計文化、とりわけ機械式クロノグラフの再興に多大な寄与を果たした本コレクション。その真髄と魅力に迫るイベントの模様をレポートする。


誕生から40年。進化を続ける「クロノマット」の軌跡

発表会ではまず、クロノマットの輝かしい歴史とそのデザインに隠されたストーリーがひも解かれた。クロノマットが誕生したのは1984年。当時のブライトリングを率いていたアーネスト・シュナイダーが、イタリア空軍の精鋭アクロバット飛行チーム「フレッチェ・トリコローリ」のために開発したのがすべての始まりだった。コクピット内の過酷な状況(最大7Gの重力)に耐えうるタフなパフォーマンスと、セレモニーやレセプションなどのフォーマルな場にも適した「エレガンス」。相反するこの二面性をバランス良く保つコンセプトこそ、今日まで続くクロノマットのベースとなっている。

しかし、初代クロノマットが登場した当時は、スイス時計界にとって不遇の時代であった。1970年代から90年代初頭にかけて、時計業界はクォーツ時計が席巻する「クォーツショック」の真っ只中。多くのブランドが苦境に立たされる中、ブライトリングはあえて時代と逆行するような重厚感のある機械式クロノグラフ「クロノマット」をローンチしたのだった。これが当時の「パワー・ドレッシング(自信に満ちた大胆なファッションスタイル)」のトレンドと見事に合致。アメリカの『Vogue』誌をはじめとするファッションメディアからも「90年代を象徴する偉大な新作時計」「ステータスシンボル」として絶賛され、プロフェッショナルのための計器は瞬く間に文化的なアイコンへと昇華した。

クロノマットの目を引くディテールのひとつに、ユニークな形状の「ルーローブレスレット」がある。直近のアーカイブ調査によって、イタリア人建築家のクラウディオ・ジョヴァニョーニ氏がデザインに関わっていたことが判明したこのブレスレットは、ブライトリングがイタリアのスポーツウェアブランド「エレッセ(ellesse)」とコラボレーションした際、“テニスボールをチューブ状に収納するケース”に着想を得て生まれたという。結果そのブレスレットは、3次元的な構造が手首への抜群のフィット感を生み出し、クロノマットに唯一無二のキャラクター性を与えることとなった。

新型クロノマットは、さらに削ぎ落とす美学から生まれた

クロノマットの最新作は、伝統を継承しながらも現代的なリファインが随所に施されている。その代表的なアップデートを以下にまとめた。

  1. フィット感の向上を図ったスマート化

ケースの厚みやラグからラグまでの長さを調整し、フラッシュフィットのパーツを裏側に隠すことなどにより、ブレスレットが手首を包み込む角度の最適化のほか、外観の美しさを獲得。全体的にスマートになり、手首へフィット感が向上した。試着すれば、その卓越したエルゴノミクスを実感できるはずだ。

  1. 回転ベゼルの一体型コンポーネント化

ベゼルも大きく進化している。従来は18個のパーツから構成されていた「ライダータブ」を、完全な一体型構造へと変更。これによりデザインの自由度が増し、ケースの厚みを抑えることにも貢献している。さらに、ベゼル径をケース径よりわずかに小さく絞ることで、1980年代のオリジナルモデルを彷彿とさせる力強いラインを形成している。

  1. ルーローブレスレットへのアジャスト機能追加

ケースとシームレスに繋がり、洗練度が増した個性派ブレスレットには、着用したままでも簡単にサイズを微調整できるアジャスト機能が新たに追加された。湿度の高い日本の夏や、手首がむくみやすい季節においても、快適な装着感を維持しやすくなった。

  1. 新マニュファクチュールキャリバーの搭載

42mm径のクロノグラフには、これまでと同様に自社開発・製造の名機「ブライトリング01」が搭載されている。一方、新サイズとなる40mm径のオートマチック(3針)モデルには、昨年発表された最新の自社ムーブメント「ブライトリング31」が新採用された。こちらもインハウス技術の粋を集めたスタイリッシュなニューモデルとして、大きな注目が集まっている。

世界的アンバサダーを起用したキャンペーンがスタート

クロノマットのリニューアルに合わせ、全世界で新たなキャンペーンがスタートした。そのビジュアルを飾るアンバサダーに、NBAのトッププレイヤーであるヤニス・アデトクンボ、サッカー界を代表するストライカーのアーリング・ハーランド、そしてオスカーノミネート俳優のオースティン・バトラーを起用。それぞれのカテゴリーで圧倒的なパフォーマンスと確固たるスタイルを持つ3名が、新型クロノマットの放つ“自信と存在感”を見事に体現している。

【スペシャルゲスト】白濱亜嵐さんが語る「進化」と「アイデンティティ」

イベント後半には、スペシャルゲストとして白濱亜嵐さんが登壇。アーティストやパフォーマーとしてはもちろん、近年はプロデューサーやDJとして国内外で活躍の場を広げる彼と、「進化」をテーマにしたトークセッションが繰り広げられた。

「クロノマット B01 クロノグラフ 42」を腕に着用して登場した白濱さんは、その第一印象を次のように語った。

> 「圧倒的な存在感があるのに、驚くほど手首に馴染んで着け心地が良い時計です。ブレスレットの艶やかな仕上げとマットな質感が、ベゼルの美しさと見事にマッチしていると思います。身に着けるだけで気分が高まる、本当に素晴らしいデザインですね」

どのようなシーンで着用したいか、という問いに対してはこう答えた。

> 「カジュアルなスタイルにはもちろん、ドライブする時、ここぞという大切な日、ディナーでドレスアップしたい時にもぴったりだと思います。スポーティなシーンのほか、僕たちのステージパフォーマンスの時にも映えることでしょう。クロノマットを一本持っていれば、これからの夏に出掛けることがきっと楽しみになりますね」

クロノマットの「進化」にかけて、自身のアーティストとしての「進化」については次のように表現した。

> 「15歳でこの世界に入り、パフォーマーとしてキャリアを積んできました。ここ数年はプロデューサーやDJとしての活動にも力を入れています。自分で音楽を制作するようになったのは、自分が表現したい、あるいは自分が聴きたいと思う音楽が世の中に見当たらなかった時に『だったら自分で作ってみよう』と思ったのがきっかけでした。これも自分の中での進化です。

プロデューサーとしての視点や楽曲制作の経験が、回り回ってパフォーマーとしてのダンスやステージでの見せ方にも還元されていると感じています。アーティストとしての表現の幅が、どんどん広がっていくのを実感できているのが嬉しいですね」

海外でのDJプレイも成功させている白濱さん。現地の空気を肌で感じることも、自身の進化に繋がっているという。

> 「実際にその国の街を歩いたり、現地の人と他愛のない会話をしたりすることで、その国ならではのカルチャーや、いま何が流行っているのかを肌で感じることができます。これはインターネットの中では絶対にわからないこと。これからオーストラリアやフィリピンでも公演を予定していますが、現場を訪れて新しい発見をすることが、自分にとっての大きな進化に繋がっています。

そして現在は、ステージの最前線に立ってパフォーマンスする瞬間もあれば、裏方としてスタッフと一緒に最初の打ち合わせからライブを作り上げる瞬間もある。その両方の視点を行き来できることが、僕の表現において大きなプラスになっています」

また、ステージに立つ前のルーティンは“あえて作らない”主義なのだという。

> 「本番の30分前にこれをやる、といったルーティンを決めてしまうと、もしそれが何かの拍子で崩れた時にメンタルがブレてしまう。どんな状況でもフラットで、最高のパフォーマンスを出したいため、その日の流れに身を任せてステージに上がる。変わらない強さを持つために、あえてルーティンに縛られないのが僕のスタイルです」

最後に白濱さんは、クロノマットが不変的でありながらも洗練さを増して進化している姿と、自身の成長を重ね合わせてこう結んだ。

> 「『シンプル』と『洗練』の差は、すごく繊細で難しい境目だと思います。ただ、そこに『自分らしさ』や『譲れないアイデンティティ』があるかどうかが重要。自分が本当に好きなもの、自分という個性を突き詰めていった先に、それが磨かれて仕事になり、やがて本物へと成長していくのだと感じています。そうした、常に進化するアーティストを目指していきたいです」

伝統を受け継ぎつつ、現代的な洗練を纏った姿へと生まれ変わった新型クロノマット。白濱亜嵐さんが語るアーティストとしての生き様とも共鳴するその力強い佇まいは、まさに時代を切り拓くトップランナーたちに相応しい。新たな歴史を作る機械式時計の誕生を、力強く予感させるイベントとなった。

 

ブライトリング「クロノマット B01 42」 Ref.AB0158101A1A1 138万500円

力強いデザインと洗練されたエレガンスが融合した万能なクロノグラフがリニューアル。一見すると従来モデルからの変更点は少ないように見受けられるが、ライダータブがベゼル一体型に変更されたほか、ルーローブレスレットのアップデートなど、アイコニックなディテールにも手が加えられている。

スペック:自動巻き(Cal.ブライトリング01)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径42mm、厚さ13.77mm。20気圧防水。

 

ブライトリング「クロノマット B31 40 オートマティック」 Ref.AB3114101C1A1 94万6000円

これまで40mm径のクロノマットはGMT機能を備える4針式だったが、今作では同社初のマニュファクチュール3針ムーブメント「キャリバーB31」を搭載するモデルとして刷新。強力なパワーリザーブを誇りながら、薄型設計と新ブレスレットが相まって心地良い装着感を実現。

スペック:自動巻き(Cal.B31)、毎時2万8800振動、約78時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径40mm、厚さ10.99mm。20気圧防水。

ブライトリング「クロノマット 36 オートマティック」 Ref.U10320591Q1U1 177万1000円

アクセサリー感覚で楽しめるルーローブレスを備え、男女問わず人気の自動巻き36mmモデルも進化。ケースからブレスへの流麗な一体感が増し、より洗練されたフォルムに。ブラウン文字盤のコンビモデルは、ベゼルに36石のダイヤが輝くラグジュアリーな一本だ。

スペック:自動巻き(Cal.B10)、毎時2万8800振動、約42時間パワーリザーブ。ステンレススチール+18Kローズゴールドケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径36mm、厚さ9.68mm。10気圧防水。

 

問い合わせ先:House of Brands Japan TEL.0120-105-707 https://www.breitling.com/jp-ja/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。

Text/山口祐也(WATCHNAVI編集部)

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