今年のA.ランゲ&ゾーネの新作5型のうち、唯一最新キャリバーを搭載した「ツァイトヴェルク・デイ ト」。本機は、単に日付表示が追加されただけでなく、ユーザビリティ向上のため大きく発展を遂げています。この新作について、商品開発責任者のデ・ハス氏にお話を聞きました。
「ツァイトヴェルクを実用モデルへと作り変える作業はとてもスリリングでした」
「ツァイトヴェルクの10周年という節目の年に相応しい姿として、『普段使いできるものにしよう』と考えたのです。ただ、すでに完成されたデザインに日付表示を加えるには、ほとんどゼロベースから再設計が必要でした。コンスタントフォース機構に日付ディスクを回転させるエネル ギーも蓄積させる機構を踏襲しつつ、駆動時間を延長するため垂直連結のツインバレルを実装。テンプも軽量化するなど、様々な手を尽くしました。
これにより従来の2倍となる72時間パワーリザーブとなりました。また、今回新たに時調整ボタン を追加。日付と時調整ボタンは、ダイレクトに力を伝えるのではなく一旦ボタンを押し込んでから離すときに日付が切り替わるような設計に。ムーブメントに直接かかる負荷を避けることも、普段使いするための工夫です。まさに〝次世代型〞と言える一本となっています」
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