現代のジャングルを共に生きる時計は、タフでありながら、気品も携えていることが求められます。このサバイバルな時代でトップに立つ、特別なリーダーたちに相応しい「TOKYOタイムピース」を紹介。【ウブロ編】
構成/ウオッチナビ編集部 文/小暮昌弘
撮影/シバサキフミト スタイリング/石川英治(TRS)
称賛されるべき技術力と革命的な素材、そしてデザインで未来に語り継がれるモデル
エッフェル塔は、パリの象徴的な存在。フランス革命100周年を記念して、1889年のパリ万国博覧会のおりに建設された建造物です。建設当時はあまりに奇抜なデザインであったために批判が巻き起こり、建設反対の芸術家たちは署名活動も行ったことで知られます。
フランスの作家・モーパッサンは、エッフェル塔の1階でよく昼食を摂りましたが、それは「いまいましいエッフェル塔を見なくてすむ唯一の場所だったから」と伝えられています。それがいまやパリのランドマークであるばかりか、世界遺産にまでなっています。未知のもの、想像を超えた事象に遭遇すると、容易に受け入れることはできない、それが人間の本能ではないでしょうか。
スイスの高級時計「ウブロ」が作った「ビッグ・バン MP–11 14デイ パワーリザーブ サファイア」を初めて目にしたとき、感じたのは当時のパリジャンと同じといったら大げさでしょうか。こんな時計は、いままでに見たことがない。素材から、デザイン、機構まですべてが斬新。一番印象的なのが、サファイアクリスタルの成形で、加工が極めて困難な素材を見事に製品化しています。
見慣れないデザインだと思うことなかれ。革新的な技術に常にエネルギッシュに取り組んできた「ウブロ」の面目躍如。エッフェル塔のごとく、ブランドの象徴として長く語り継がれることを信じています。
問:LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ TEL.03-5635-7055
https://www.hublot.com/ja/
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