腕時計のひとつのトレンドに数えられるブレスレット付きモデルについて、時計専門誌『ウオッチナビ』が解説する新連載「ブレスレットウオッチ」。今回も、ケースとブレスレットを美しく連結させたモデルを解説する。あらかじめ一体型として設計されており、ケースエンドからブレスレットへのスムーズな流れ、そして仕上げにおいても一体感を持たせた美しいデザインが特徴だ。
ヴィンテージ感と最新技術が融合した新生クロノマット
今年リニューアルされたばかりの新生クロノマット。1984年のデビュー当時から約10年間採用されたバー状リンクによる「ルーローブレスレット」を、現代技術で再現した。ベゼルのライダータブも復活し、15と45は入れ替え可能で、カウントアップ&ダウンに対応。COSC認定の自社製キャリバー01を搭載する。
問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン TEL.03-3436-0011
https://www.breitling.com/jp-ja/
1970年代の名機が外も中も進化して復活! サイズ感も絶妙だ!!
ラグスポモデル草創期の1975年デビューの「ロレアート」が2016年に復活を果たし、2018年には自社製キャリバーGP03300-0134を搭載するクロノグラフも追加された。通常のステンレススチールケースよりも耐腐食性や堅牢性に優れ、低アレルギー性の904Lステンレスが使われている。オリジナルをもとにアップデートされた、質感の高いブレスレットが好評だ。
問い合わせ先:ソーウインドジャパン TEL.03-5211-1791
https://www.girard-perregaux.com/jp_jp/
繊細な模型製作から生まれた堅牢かつ快適な一体型ブレスレット
1952年に英国の北部グリーンランドを探検した隊が着用していたというアドベンチャーウオッチにインスパイアされた、スポーティかつタフな一本。9時位置にパワーリザーブ表示を備える、COSC認定マニュファクチュールキャリバーMT5621を搭載する。ステンレススチール(表面)とセラミック(側面)を組み合わせた固定ベゼルをセット。
問い合わせ先:日本ロレックス / チューダー TEL.03-3216-5671
https://www.tudorwatch.com/ja
コンビネーションのブレスレットにもカリスマ時計師のこだわり
“神の手を持つ時計師”と呼ばれる、ミシェル・パルミジャーニならではの完成度を誇るクロノグラフ。外装やディテールにも黄金比を導入する完璧主義者のこだわりが、幅広のチタン製中コマとポリッシュ仕上げのスチール製外コマを合わせたブレスレットからも見て取れる。自社製クロノグラフキャリバーPF315搭載。
問い合わせ先:パルミジャーニ・フルリエ TEL.03-5413-5745
https://www.parmigiani.com/jp/
画期的防水ウオッチのDNAを受け継ぐスマートなクロノグラフ
1961年、ダブルOリングシールのリューズ機構によって、ねじ込み式でなくても200m防水を達成した革新的な「デルフィン」が誕生した。その後継機として1970年代に発売されたモデルをモチーフに、2カウンターのクオーツクロノグラフとして現代に甦らせた。12角形とラウンドが融合したベゼル、端正にまとめられた一体型ブレスレットが、アイコニックなディテールとなっている。
問い合わせ先:GMインターナショナル TEL.03-5828-9080
https://www.edox.jp/