現在の時計市場でトレンドに数えられるブレスレット付きモデルについて、時計専門誌『ウオッチナビ』が解説する新連載「ブレスレットウオッチ」。今回はケースとブレスレットを繋ぐラグを持たない代表作、オメガのコンステレーションの魅力を掘り下げる。
美しい流れを創出するこだわりのデザインと仕上げ
プロダクトデザイナーが手がけたウオッチでは、ラグを持たないデザインをしばしば目にする。“ラウンドにベルトを取り着けるための苦肉の策”――そうラグを捉えているデザイナーも少なくないようだ。要するにラグを排除、または見えなくすることは、美しいフォルムを生み出すためのひとつの回答といえる。
そうした意味でオメガのロングセラーシリーズ「コンステレーション」は、ラグレスモデルのシンボリックな存在といえる。現在のようなデザインとして世に登場したのが1982年のことで、ケースからブレスレットへと繋がる流麗なスタイルは、ドレスウオッチ特有のスマートさに加え、どこか懐かしさを感じさせるものとなっている。
伝統の意匠を守りつつ、進化を続けるオメガのスタンダードモデル
オリジナルモデルのデビューは1952年だが、1982年にラグレスデザインへのリニューアルを受けて現在の意匠が定着。以来、オメガの看板コレクションの一角をなしている。ケース上下のハーフムーンファセットからリンクブレスレットへの流れも優美だ。1万5000ガウス以上の超高耐磁スペックのほか、ブランド独自のコーアクシャル エスケープメント、シリコン製のフリースプラングテンプなどを備えるマスター クロノメータームーブメント、キャリバー8800を搭載する。針、ブランドロゴ、コンステレーションのアイコン=星、楔形インデックスに18Kセドナゴールドを使用。
問い合わせ先:オメガお客様センター TEL.03-5952-4400
https://www.omegawatches.jp/ja/
- TAG