高性能GPS機器の製造で著名な米国ガーミンから、新しいスマートウオッチが発表されました。その名も「Fenix Chronos(フェニックス クロノス)」。「クロノス」というという通り、時計であることに重きを置いたデザインが魅力の一本で、価格は10万円台から。価格に見合うクオリティかどうか、検証していきます。
高級時計に匹敵する外装に最先端テクノロジーを搭載
ガーミンのフェニックスは、同社が提唱する ABCウオッチの最高峰シリーズです。ちなみにABCとは、高度計(Altimeter)、気圧計(Barometer)、コンパス(Compass)のこと。
最新モデルとなるフェニックス クロノスは、ハイグレードのステンレススチールもしくはチタンのフルメタルケースを採用し、強力なEXOアンテナを収めたベゼルにはタキメーターを刻印(SS×レザーの仕様は24スケール)。ガラスはもちろんサファイアクリスタルで、10気圧防水も確保しています。
腕時計だけで心拍計測できるようになった
ガーミン製ですからGPS受信にもばっちり対応。GPSとGLONASSのにより、高感度かつ高精度で位置情報を捕捉します。Garmin ConnectのMobileアプリがあれば、現在位置をリアルタイムで転送できるLiveTrack機能も使えます。
また、フェックス クロノスでは、新たに心拍計が追加されました。GPSや各種センサーと併用すれば、ランニングやサイクリング、水泳、ゴルフ、その他のライフログやアクティビティログの精度がより一層高まります。
フルチタンケースなら直径49mmでも112gと軽量
外装は直径49mm、厚さ15mm。質量については、SSケースとヴィンテージレザーのモデルが最も軽い94gで、SSブレスタイプになると186gとかなり重厚に。チタンモデルならブレス仕様でも112gとかなり軽くなります。ちなみに全モデルに交換用のスポーツバンドが付属します。
フルカラー液晶の画面サイズは直径30.4mm(218pixels)。Garmin ConnectのConnect IQからウォッチフェイスの変更やウィジェットの追加などが行えます。
スマートウオッチモードならフル充電から1週間駆動
スマートウオッチで気になるのはやはり駆動時間。本機では、GPSモード使用時で13時間、ウルトラトラックモードで25時間、スマートウオッチモードなら1週間使い続けることができるので、普段使いにも応えてくれそう。
スマートフォンとBluetooth接続している状態なら、各種着信やSNS、カレンダーといったアプリケーションからの通知受信、音楽アプリの操作も可能。まさに機能満載です。独自OSなので、iOSとAndroidの二台持ちしている人にも最適。
スマートウオッチの恩恵をしっかり得ることができて、デザインは腕時計然としているフェニックス クロノス。これからのスマートウオッチの在り方を示した一本だと言えそうです。
ガーミン
フェニックス クロノス
Classic (クラシック)
11万8692円
ムーブメント:スマートウオッチ
素材:SSケース&ブレスレット
サイズ:直径49mm、厚さ15mm、質量186g
モデル:Urban (アーバン)
10万6920円
ムーブメント:スマートウオッチ
素材:SSケース、ヴィンテージレザーストラップ
サイズ:直径49mm、厚さ15mm、質量94.0g
モデル:Hybrid (ハイブリッド)
17万7984円
ムーブメント:スマートウオッチ
素材:チタンケース&ブレスレット
サイズ:直径49mm、厚さ15mm、質量112.0g
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