腕時計の大定番、白/シルバー文字盤と黒文字盤を比較し、果たしてどちらの色が人気か探る本企画。
前編では3針を中心にご紹介しましたが、後編では2針とクロノグラフで、白文字盤と黒文字盤が揃うモデルを取り上げていきます。
シンプルな2針は、ストラップの素材感やインデックスで変化をつける。機能付きモデルの場合は、クロノグラフ秒針に挿し色を使い視認性を高めるなど、文字盤色だけに留まらない細部の違いに各社のこだわりが感じられます。早速チェックしていきましょう!
<パネライ ルミノールベース ロゴ 3デイズ アッチャイオ>
男女兼用でも使いやすいデザインの白文字盤は、大小変化をつけたインデックスもポイント
パネライのベストセラーのひとつであるスポーツウオッチ「ルミノール ロゴ」シリーズは、ミニマルでスタイリッシュなデザインが特徴的。1997年以前のパネライが製造した時計に刻まれたロゴで、現在はエントリーモデルに配されているOPロゴがさり気なく文字盤に映える逸品です。リューズを引き出すとテンプを停止させる装置が付属した、自社製造手巻きムーブメント「Cal.P6000」搭載。
<白黒ジャッジメント!>
「黒文字盤はスタイリッシュなデザインで、どちらかといえば男性に合う印象。対して、男女兼用でも使いやすそうなので私は白文字盤派です。大小変化をつけた遊び心溢れるインデックスをキリッと引き締めるカーフスキンのストラップも素敵」(ウオッチナビ編集部)
<ナビタイマー シルバーグレイ(左)、ナビタイマー 1 B01 クロノグラフ 43(右)>
日本限定のシルバー文字盤は、翼ロゴが見逃せない逸品
ブライトリングを代表するパイロットウオッチの起源となる「ナビタイマー」シリーズ。世界初の航空用回転計算尺付きクロノグラフとして、多くのパイロットに愛用されてきました。
左は、現行モデルにはないシルバーのダイアルにグレーのインダイアルを組み合わせた日本特別仕様。COSC公認クロノメーター「Cal.01」を搭載しています。
右は、12時位置のメーカーロゴがシンプルな「B」へ変更されたモデル。黒文字盤に映える赤いクロノグラフ秒針がヴィンテージモデルを彷彿とさせます。
<白黒ジャッジメント!>
「通常展開のないシルバー×グレーのカラーは日本限定モデルなのでとても人気があります。また、翼ロゴのナビタイマーが欲しいという方にもお問い合わせ頂いております」(ブライトリングジャパン 谷口さん)
<タグ・ホイヤー カレラ キャリバー16>
ローズゴールドが映える黒文字盤は、腕元を華やかに彩る
モーターレースからインスピレーションを得た現代的なスポーツウオッチ「カレラ」シリーズ。3時位置にはデイデイト表示、9時位置にはスモールセコンドを備えており機能性も抜群です。指針とアラビアインデックスには、エレガントなローズゴールドを採用。
<白黒ジャッジメント!>
「ホワイトダイアルはオーセンティックな雰囲気が漂いビジネスシーンで合わせやすいです。一方、ブラックダイアルはローズゴールドとのコントラストが映え、オンオフ問わず腕元をとても華やかに演出するので人気が高いです」(タグ・ホイヤー 秋冨さん)
前編、後編のコメントを集約すると、黒が2、白が4で、今は白文字盤の方が人気があるようです。白文字盤は、オン・オフで活躍し、男女兼用でも使いやすい点が支持を得ている様子。ぜひ店頭でも文字盤の見比べをしてみてください。