「オクト・ローマのように本質を持ちながらトータルでは異なる物が必要」ブルガリ・ウオッチデザイナーSpecial Interview

エレガントな雰囲気を携える4ピース構造のオクト・ローマ。このモデルはいかにして誕生したのか、ブルガリ・ウォッチデザインセンター シニアディレクターのファブリッツィオ・ボナマッサ氏を直撃しました。

デザインを別の角度で解釈し新たなターゲットへリーチ

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――今年発表されたオクトシリーズは、新色も含め幅広いバリエーションに驚かされました。

オクトファミリーはこれで3つのカテゴリーへアプローチすることができました。マッシブかつモダンなオクトに、ブルガリの時計製造技術の粋を注いだフィニッシモ、そして今回のオクト・ローマです。

オクト・ローマはケースの形状をイチから見直し、ファミリーで最もドレッシーなシェイプを纏わせています。ケース構造が異なることから、すべてのパーツをラ・ショー・ド・フォンの工房で再設計。ブラウンダイアルに至っては幾重にも重ねたラッカー文字盤を用いるなど、ムダを削ぎ落としながらも〝オクトソウル〞を持った時計をプロデュースできました。このように本質を持ちつつ、トータルの見え方が異なることが必要なのです。

 

――同時にオクト ウルトラネロなどの新色も、これまでと違った印象の仕上がりです。ここまで変化を与えることにためらいはありませんでしたか?

答えはNOです(笑)。我々にとって変化に挑戦することと、利便性を向上させることはむしろ歓迎すべきことだからです。

たとえばオクト ウルトラネロは、イタリアブランドにとって重要な色である〝黒〞がテーマ。しかし、このオクトの文字盤がいつも通りのラッカー仕上げでは、インデックスとコントラストがつかずに視認性が損なわれるでしょう。そこで黒いマットダイアルを選択するのはとても自然なことなのです。

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↑ファブリッツィオ氏は手書きスケッチでデザインをおこす。インタビューの際もスラスラと描いて見せてくれ「滑らかな青いインクがお気に入りさ」と笑った

最新のオクト・ローマ 全5種類

新オクトは、特徴的な八角形と円を従来のワンピース型から別体とした新構造。ラグもシンプルな形状となり、ソフトな印象です。ラッカー仕上げを何層にも重ねた輝くダイアルに、スリムになったインデックスをセットしています。

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