鮮やかなブルーPVDベゼルがグッとくる! 高耐磁機能を備えたボール ウォッチの“青サブ”
ダイバーズとの親和性が高いチタニウムパーツでアップデート
開発理念を“タフ&ディペンダブル(=堅牢かつ高い信頼性)”と掲げているボール ウォッチは、アメリカ生まれ、スイス育ち(現在、本社はスイスのラ・ショー・ド・フォン)の高級時計ブランドである。ハイエンドコレクションの「エンジニア ハイドロカーボン」は、機械式時計にとって弱点である衝撃、水、暗闇そして磁気を高次元で克服する。このフラッグシップシリーズに、2019年よりブルーPVDを施したベゼルが印象的な“青サブ”が加わった。
スマホやPCに触れることが日常化した現在、磁気への耐性を持つ腕時計が注目を集めている。大半の家電が磁気を発しているが、機械式時計はムーブメントが磁気を帯びると精度が乱れてしまう。ダイバーズウオッチは本来、サルベージや海底開発などを行う職業ダイバーのために作られたもので、強力なマグネットを使う彼らの作業現場に適するよう、高い耐磁性能を備えていることが必須だった。だからこそプロスペックが信条のボール ウォッチは、ダイバーズに強力なアンチマグネティック機能を持たせているのだ。
磁気からムーブメントを守る仕組み
新作「エンジニア ハイドロカーボン サブマリン ウォーフェア」は、高耐磁特性のある「ミューメタル」素材でムーブメントを保護し、外部からの磁気を遮断する構造になっている。その効果は絶大で、8万A/mの耐磁性を実現。これは携帯電話と密着した状態でもまったく問題としないレベルで、十分な耐磁性能といわれる第2種耐磁時計の条件が1万6000A/mであることからみても、圧倒的なスペックだとわかる。
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美しきブルーPVDベゼルが個性を主張
強靭なイメージを持つチタン製のダイバーズに、爽やかさを与えているのがベゼルのブルー。素材の表面硬度を高めるPVDコーティングは上品さを増す効果もあり、ブラックダイアルとの相性もよい。また秒針や12時インデックス、英字に使われているイエローが絶妙なアクセントを添える。カジュアルなファッションはもちろん、ビジネススーツにも合わせられそうなデザインが秀逸だ。
≪試着レビュー≫
考え抜かれたチタン×SSのコンビブレスレット
ケースは直径42mm、厚さ16.5mmという重厚なフォルムが特徴だ。しかし素材がチタンのため、タフそうな見た目に反して軽やかな着け心地に驚いた。その理由は、ケース本体とブレスレットの重量配分にある。ケースが重くてブレスレットが軽いと手首上でグラグラと遊んでしまうし、その逆でも余計な重みを感じる。トータルでの比重が優秀だと、装着の具合が良いのだ。実は本モデル、チタンブレスレットの中コマは、より重いステンレススチール製。これが腕への適度なホールドをもたらし、装着感を高めている。
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ボール ウォッチ「エンジニア ハイドロカーボン サブマリン ウォーフェア」
鮮やかなネイビーブルーのPVD加工を施した逆回転防止ベゼルを備える、300m防水のチタン製ダイバーズ。高さ1.5mから木の床に落とすテストをクリアする7500Gsの耐衝撃性を確保するなど、頑丈さと耐食性、そして耐磁性を追求した。高精度なスイスメイドウオッチにしか与えられない、COSC認定クロノメーターを取得している。
問:ボール ウォッチ・ジャパン TEL.03-3221-7807
http://www.ballwatch.com/global/jp/home.html
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