【腕時計ブランドの教科書 パルミジャーニ・フルリエ】〝神の手〞を持つ時計師が創業し、独自の地位を確立(PARMIGIANI FLEURIER)
2018/10/13 15:00
〝神の手〞を持つ時計師が創業
アンティークウオッチの修復を中心に活躍していたミシェル・パルミジャーニが創業。創業2年目の1998年には、ブランド初の完全自社製手巻きムーブメントCal.110を開発。
2001年発表の〝美と調和〞をテーマにしたトノー型ウオッチ「カルパ」で、早くも独自の地位を確立した。さらに2004年には時計界に衝撃を与えた、史上初の垂直輪列を持つ「モントル ブガッティ T y p e 370」で、その名を世界中に知らしめた。
現行コレクションはコンプリ系からクロノ、3針まで多彩に展開。同グループ内に5社の製造工場を持ち、ケースからひげゼンマイまで完全自社製造を実現する、スイス時計界でも稀有な存在だ。
精緻と優雅を融合した独創的なフォルムがさらに現代的に進化
1996年に誕生したブランド1stモデルを再解釈し、よりスリムに躍動感のあるラインへと進化。ベゼルに刻まれる独特なモルタージュ装飾は、ヴァル・ド・トラヴェールで唯一の熟練職人によって手作業で仕上げられている。自動巻き。18KWGケース
ムーブメント厚が3.4㎜と、マイクロローターによる自動巻きフライング・トゥールビヨンとしては世界最薄を達成したモデル。複雑機構を備えながらも端正な表情が、パルミジャーニ・フルリエらしい品格を漂わせる。自動巻きキャリバーPF517搭載。18KWGケース。
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