【オメガ】の歴史的快挙に敬意を示した「スピードマスター」の特別モデルがリニューアル

スイス時計を代表する名門ブランド【オメガ(OMEGA)】から最新モデルが登場。1968年、人類初の月周回飛行に成功したNASAのアポロ8号の搭乗員が「スピードマスター」を着用していたエピソードに敬意を示した「スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン アポロ8号」が発売となり、価格は222万円(税込)。

2018年発表の特別モデルをブラッシュアップ

1968年、NASAのアポロ8号は人類初の月周回飛行という偉業を果たした。この歴史的なミッションにおいて、登場した宇宙飛行士たちが着用していたのがオメガの「スピードマスター」であったことは、熱心な時計ファンであれば誰しも知っているエピソードであろう。2024年、オメガはこの偉大なストーリーに敬意を示し、最新のテクノロジーと多彩な素材、卓越した専門知識を結集し、「スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号」を開発。2018年にアポロ計画50周年を記念して発表した「スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン アポロ8号」と同じデザインを採用する一方で、ディテールと洗練度をブラッシュアップし、より魅力的なタイムピースに仕上げている。

新開発のムーブメント、キャリバー 3869

本機最大の見どころは新開発のムーブメント、キャリバー 3869 だ。業界最高基準の精度を誇るこのムーブメントのブラックカラーの地板とブリッジには、レーザー加工で施された月面をデザイン。2つの異なる面を表現しており、文字盤側では地球から見た月の表面を、裏面では宇宙飛行士だけが見ることのできる月のダークサイド(裏側)を表現する。従来よりもさらに精緻なレーザーエングレービングとコントラストのある表面の仕上げによって、月面のリアルな表現が追究された印象だ。この際立った特徴を持つムーブメントはコーアクシャル マスター クロノメーターの基準を達成し、スイス時計業界最高レベルの精度、クロノメーター性能、15000ガウスの耐磁性能も備えている。

メリハリあるカラーリングでデザイン性向上

「ダーク サイド オブ ザ ムーン アポロ8号」は、44.25mm径のポリッシュ&ブラック仕上げのブラックセラミックケースにポリッシュ仕上げのベゼル、ブラックセラミック製のケースバックを採用。ブラックとグレーのカラーリングが基調となるが、ホワイトの“グラン・フー”エナメルによるタキメータースケールと、センターのクロノグラフ秒針や「Speedmaster」のロゴなど随所に採用されたイエローが絶妙なメリハリを生み出し、本機のデザイン性を大きく高めている。パンチング加工が施されたブラックラバー ストラップの内側にも、イエローが効果的に使用されている。

アポロ計画の成功に敬意を示す2つのディテール

さらに本機で注目すべきは、アポロ計画の成功に敬意を示した2つのディテールだ。まずひとつ目は、文字盤9時位置の回転レーザー加工で作られた3D構造のスモールセコンド針。グレード5チタン製のこの針は、NASAの有名なサターン V ロケットを模しており、ホワイトのニスで色付けし、レーザー加工で最終的な装飾とブラックのカラーリングが施されている。もうひとつはケースバックにエングレービングされた「WE’LL SEE YOU ON THE OTHER SIDE―あちら側でまた会おう」という文字。これは、月の裏側にアポロ8号が姿を消す直前、つまり地上との通信が途絶える瞬間、地上管制官に司令船操縦士のジム・ラヴェルが伝えた有名なメッセージとなる。

オメガの歴史に輝く月とのストーリーと、最新の技術が見事に融合した「ダーク サイド オブ ザ ムーン アポロ8号」。ブランドの過去と現在、そして未来を感じさせるスペシャルな一本として、大きな注目を集めそうだ。

オメガ「ダーク サイド オブ ザ ムーン アポロ 8号」 Ref.310.92.44.50.01.001 222万円/手巻き(Cal.3869)、毎時2万1600振動、50時間パワーリザーブ。ポリッシュ&ブラック仕上げのブラックセラミック製ケース(シースルーバック)、ブラックラバーストラップ。ボックス型サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径44.25mm、厚さ12.97mm。5気圧防水。

 

問い合わせ先:オメガお客様センター TEL. 0570-000087 https://www.omegawatches.jp/ja/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。

Text/三宅裕丈

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