スイスを代表する高級時計ブランド【タグ・ホイヤー(TAG HEUER)】がニューモデルを発表した。レーシングカーとその歴史を称える「タグ・ホイヤー モナコ」コレクションから、印象的なグリーンを取り入れた「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ レーシンググリーン」が1000本限定で発売。価格は130万5000円(税込)。
往年のレーシングカーのカラーがモチーフ
モータースポーツの黄金時代、レーシングカーはメーカー、スポンサーのイメージカラーではなく、イタリアは赤、ドイツは白または銀、フランスは青、イギリスは緑など国ごとに独自のカラーを纏っていた。タグ・ホイヤーはこのカラーにスポットライトを当て、フランスのブルーをキーカラーとする「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ レーシングブルー」を2023年にリリース。そして今年はイギリスにフォーカスし、1902年開催のゴードン・ベネット・カップで英国人ドライバー、セルウィン・エッジが乗り優勝を飾ったマシン、ネイピア50を彩るグリーンを採用した「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ レーシンググリーン」を発表した。
シルバー×グリーンの美しいコントラスト
「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ レーシンググリーン」は、気密性を備えるアイコニックなスクエア型ケースに、サンレイ加工のサテン仕上げが施されたシルバー文字盤をセッティング。これによって、1920~1930年代のスポーツカーに見られたエンジンターン加工を施したダッシュボードを彷彿させるフェイスデザインを実現。文字盤の3時位置のスモールセコンド、9時位置の30分計は鮮やかなグリーンで描き、シルバー×グリーンの映えるコントラストも本機の強烈な個性となっている。8つのポリッシュ仕上げのシルバーのアワーインデックス、12個のライトグリーンのスーパールミノバが塗布されたドッドマーカーをアプライドインデックスとして配しており、視認性も十分に確保。12時位置に配したファセットカットのバトン型マーカーはグリーンとイエロー、秒針はイエローでデザインされ、華やかなアクセントになっている。
自動巻きクロノグラフムーブメント、キャリバー11
直径39mmのケース素材は軽量かつ頑丈なグレード2チタンを採用しており、ケース9時位置にシリーズの象徴的なディテールとなるリューズを装備。時計の心臓部にはブランドの歴史が詰まった自動巻きクロノグラフムーブメント、キャリバー11を搭載し、サファイアケースバックからその姿を存分に鑑賞可能だ。ケースバックには、世界1000本の限定版のうちのひとつであることを示す「ONE OF 1000」の文字も刻印される。
今後の展開にも期待したい注目コレクション
グリーンをキーカラーとし、タグ・ホイヤーらしいスタイリッシュでモダンな仕上がりとなった「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ レーシンググリーン」は、ブランドのファンやモータースポーツ愛好家のどちらにとっても注目すべき一本に仕上げられている。2025年には他のナショナルカラーを取り入れたモデルが発表される可能性もあり、今後の同コレクションの展開にも期待が膨らむところだ。
タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ レーシンググリーン」 Ref.CAW218E.FC6565 130万3500円/自動巻き(Cal.11)、毎時2万8800振動、40時間パワーリザーブ。グレード2チタンケース(シースルーバック)、グリーンカーフレザーストラップ。幅39mm、厚さ15mm。10気圧防水。世界限定1000本。
問い合わせ先:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054 https://www.tagheuer.com/jp/ja/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/三宅裕丈
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