〈動画付き〉宇宙の記憶を刻む機械式時計。オリエントスター75周年を記念する「M34 F8 デイト」

2026年に誕生75周年を迎えた【オリエントスター(ORIENTSTAR)】が、アニバーサリーモデルとなる新作「M34 F8 デイト」を発表した。希少なメテオライト(隕石)を文字盤に採用した本機は、世界限定255本(うち国内20本)で、2026年3月5日(木)よりリリース。価格は41万2500円。


悠久の歴史を宿すメテオライトを文字盤素材に用いる

“輝ける星”と呼ばれる機械式時計を理想とし、1951年に誕生した「オリエントスター」が今年、ブランド設立75周年という大きな節目を迎えた。その記念すべき年を祝うスペシャルエディションとして、コンテンポラリーコレクション「M34」より宇宙の悠久なる記憶を宿した「M34 F8 デイト」が登場した。本機において主役を務めるのは、広大な宇宙を数億年、数十億年という単位で旅し、地球へと舞い降りたメテオライト(隕石)だ。

古来より天からの授かりものとして神聖視されてきたこの素材は、貴金属や宝石とは一線を画す存在である。鉄とニッケルを主成分とし、鉄隕石を加工することで現れるウィドマンシュテッテン構造と呼ばれる幾何学的な模様は、宇宙の過酷な環境下で、100万年に数度という想像を絶するほど緩やかな冷却プロセスを経てのみ形成される。地球上のいかなる高度な技術をもってしても人工的に再現することは不可能だと言われる同模様は、二つとして同じものは存在しない。本機は、このメテオライトを用いた文字盤に立体的なバーインデックス、パワーリザーブインジケーター、3本の針を配し、腕時計としての機能と宇宙のロマンが重なり合うフェイスデザインを作り上げている。

高品質なステンレススチール「SUS316L」を採用

今回、ブランドは希少なメテオライトを採用するだけでなく、時計としての実用性と美しさを高い次元で両立させた。メテオライトは加工が難しいとされているが、本機では銀色蒸着処理(防錆薄膜コーティング)を施すことで、その繊細な結晶構造を永続的に保護。風防には両面無反射のSARコーティングを施したサファイアクリスタルを採用し、光の反射を極限まで抑えることで、文字盤を常にクリアな状態で堪能することを可能にした。

外装においても一切の妥協はなく、直径40mmのラウンドケースには、医療器具などにも用いられる高品質なステンレススチール「SUS316L」を採用。シャープなエッジを際立たせた面構成は、現代的な機能美を感じさせつつ、腕馴染みも良好。メテオライトの力強い質感と磨き上げられたメタルの輝きが共鳴し、あらゆる場面で知的なエレガンスを演出する。

自社製の自動巻きムーブメント「キャリバーF8N64」

「M34 F8 デイト」の内部には、オリエントスターが誇る自社製の自動巻きムーブメント「キャリバーF8N64」を搭載。特筆すべきは、同社の最先端技術の結晶であるシリコン製がんぎ車の搭載である。先進技術を応用して生まれたこのパーツは駆動時の摩擦抵抗を劇的に軽減し、日差プラス15秒からマイナス5秒という安定した高精度を実現するだけでなく、60時間以上の実用的なパワーリザーブを確保することに成功。シースルーバックから覗く精緻なムーブメントの鼓動は、伝統的な機械式時計の様式美を愛でる者にとって、この上ない悦びとなるだろう。

本機は世界255本の限定生産で、その内20本が公式オンラインストアを通じて日本国内で販売予定となる。ケースバックにはシリアルナンバーとともに「Orient Star 75th Anniversary」の文字も刻印。ブランドが歩んできた輝かしい歴史を祝うタイムピースに相応しい仕上がりで、多くの時計愛好家から熱い注目を集めることになりそうだ。

オリエントスター「M34 F8 デイト」 Ref.RK-BX0010A 41万2500円/自動巻き(Cal.F8N64)、約60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(SUS316L、シースルーバック)&ブレスレット。直径40mm、厚さ12.9mm。10気圧防水。世界限定255本(国内20本、公式オンラインストア限定)。2026年3月5日(木)発売予定。

 

問い合わせ先:オリエントお客様相談室 TEL.042-847-3380 https://www.orient-watch.jp/product/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈