ひと昔前、50万円以下の腕時計は社会人になって初めて購入する“一生モノ”の定番でした。それが、ここ数年のうちに人気モデルの価格が軒並み上昇。なかなか以前のようにたくさんの選択肢から本格ウオッチを購入することが難しくなっていました。ただ、そうした業界の流れに乗らずに価格を維持するブランドもありますし、最近では戦略的に50万円以内に価格を抑えたモデルも増えてきています。そして極めつけが、2018年秋からのチューダーの日本本格上陸。再び注目が集まる50万円以下の本格ウオッチを手がけるブランドのなかから、今回はチューダーを取り上げます。
24時間針＆24時間ベゼルで複数時間帯を表示
ブラックベイ GMT
自動巻き（MT5652）。毎時2万8800振動。約70時間パワーリザーブ。SSケース。直径41mm。200m防水。
バーガンディとディープブルーのベゼルの昼夜色分けが目を引く最新GMTウオッチ。時針に加え、24時間で1周するGMT針にもアイコニックな「スノーフレーク針」を採用しています。ムーブメントには、高耐磁性を有するシリコン製バランススプリングを使用。SSブレスレットのほか、ファブリックストラップとレザーストラップもあります（各35万円＋税）。
飽和潜水に対応した500m防水の本格ダイバーズ
ペラゴス
自動巻き（MT5612）。毎時2万8800振動。約70時間パワーリザーブ。SSケース。直径42mm。500m防水。
作業用潜水にも耐えるハイスペックダイバーズ。ケースは軽量かつ堅牢で耐腐蝕性の高いチタニウムで、ベゼル上層には耐傷性に優れたマットブルーのセラミックディスクをセット。チタニウムブレスレットに使われているエクステンション付きスチール製クラスプには、ダイビングスーツの上から着用した際に水圧の変化に合わせて収縮する特許技術を投入。ブルーとブラックの文字盤カラーがあり、それぞれの色に合わせたラバーストラップが付きます。
最新技術で味わうレトロモダンな2カウンタークロノ
ヘリテージ クロノ
自動巻き（2892）。約42時間パワーリザーブ。SSケース。直径42mm。150m防水。
1970年に発表したチューダー初のクロノグラフが、最新技術と融合。かつての「ホームベース」のニックネームの由来となったインデックス形状や、スモールセコンドと45分積算計を持つ2カウンターレイアウトなど、歴史的な意匠がふんだんに盛り込まれています。耐久性と耐張力性に優れたファブリックストラップとSSブレスレット（43万円＋税）の2種類で展開。
ブラックベイは豊富な選択肢が揃うコレクションで、直径41mm、36mm、32mmの3サイズで展開されるスムースベゼルの3針時計やGMT、クロノグラフなど、様々な種類があります。そして、スチール＆ゴールド製モデルやクロノグラフでも税抜でアンダー50万円という破格さ。デイヴィッド・ベッカム、レディー・ガガというブランドアンバサダーを擁するほか、ラグビーワールドカップ2019日本大会のオフィシャルタイムキーパーも務めるなど、コレクションとプロモーションの両方で注目を集めています。
《12月現在のチューダー ショップ情報》
TOKYO
伊勢丹新宿店本館4階＝ジュエリー＆ウォッチ／東京都新宿区新宿3-14-1
大丸東京店／東京都千代田区丸の内1-9-1 10階 時計売場
タカシマヤ ウオッチメゾン 東京・日本橋／東京都中央区日本橋3-1-8 ２階
OSAKA
阪急うめだ本店／大阪市北区角田町8-7 7階時計売場
髙島屋大阪店 1階 POP-UP 12月19日（水）～ 12月25日（火）／ 大阪市中央区難波５-１-５
NAGOYA
松坂屋名古屋店／名古屋市中区栄3-16-1 北館5階 時計サロン