ひと昔前、50万円以下の腕時計は社会人になって初めて購入する“一生モノ”の定番でした。それが、ここ数年のうちに人気モデルの価格が軒並み上昇。なかなか以前のようにたくさんの選択肢から本格ウオッチを購入することが難しくなっていました。ただ、そうした業界の流れに乗らずに価格を維持するブランドもありますし、最近では戦略的に50万円以内に価格を抑えたモデルも増えてきています。そして極めつけが、2018年秋からのチューダーの日本正式上陸。再び注目が集まる50万円以下の本格ウオッチを手がけるブランドのなかから、今回はタグ・ホイヤーを取り上げます。
エレガントなレーシングウオッチのアイコン
タグ・ホイヤー カレラ キャリバー5
1960年代にリリースされた伝説的なレーシングウオッチの最新世代。シンプル・エレガントな佇まいでありながら、躍動感も漂わせる独特のスタイリングは誕生から50年以上を経てもなお、その魅力が色褪せることはありません。信頼性の高い3針仕様のキャリバー5を搭載し、堅牢性としなやかさを併せ持つブレスレットで装着感も抜群です。
快適な装着感をもたらすSシェイプのブレスレットで仕上げの良さも堪能
タグ・ホイヤー リンク キャリバー5
タグ・ホイヤーのスポーツ・エレガンスを体現する「リンク」シリーズのキャリバー5搭載モデル。アイコンデザインであるSシェイプのブレスレットは、ケースと同じくサテン&ポリッシュの交互仕上げ。腕の動きに合わせて放たれる絶妙な光沢が、時計の存在感を主張します。サンレイのサテン仕上げが施された文字盤と太めに設計された針とインデックスが、シンプルな意匠に奥行きをもたらしています。
優れた防水性能が魅力のダイバーズウオッチ
アクアレーサー キャリバー5
タグ・ホイヤーのダイバーズウオッチとして人気の高いアクアレーサーのベストセラー。傷の付きやすいベゼル表面にセラミックを、ケース3時側には肉厚のリューズガードをセットし、堅牢さをアピール。拡大レンズ付きのデイト表示、グリーンとブルーで発光色が異なる夜光塗料が塗布された針とインデックスなど、あらゆるシーンで視認性を高める配慮がなされています。
今回はキャリバー5を軸に3つのコレクションを取り上げましたが、タグ・ホイヤーにはスマートウオッチからコンプリケーションまで幅広いモデルがあり、ひと口にその魅力を語ることはできません。マニュファクチュールムーブメント搭載モデルでなければ50万円アンダーでクロノグラフを手に入れることもできますし、クオーツに目を向ければ10万円台から購入することも可能。タグ・ホイヤーの全貌を把握するには公式オンラインブティックへの訪問をおすすめします。