【ブランド解説:ロレックス】1905年に創業、腕時計の発展とともに歩んだ王者の歴史(ROLEX)

オイスター パーペチュアルから生まれた数々の名機

↑1953年に発表されたエクスプローラー(左)と、サブマリーナー(右)
↑1953年に発表されたエクスプローラー(左)と、サブマリーナー(右)

高級時計としての上品さを損なうことなく、防水性・防塵性を保ち、かつ高精度を誇るオイスター パーペチュアルは、短期間のうちに様々なデザインで発表されることとなります。

それらはただ量産されるだけではなく、メルセデス・グライツのようなスイマー、レーシングドライバー、飛行士、登山家、探検家など、様々な人が実際に愛用して、その優秀性が認めてきたのです。

1953年には、ロレックスの初期プロフェッショナル オイスターウオッチの代表作となるエクスプローラーが登場。同じ年には、深海潜水のために特別に開発されたオイスター パーペチュアル サブマリーナーも発表しています。

これらは、プロフェッショナルが挑む環境が想定された、機能追従型のデザインが特徴。のちに続くGMTマスターやコスモグラフ デイトナなども、これにあたります。

一方で、革新的な日付表示機構を持つオイスター パーペチュアル デイトジャストを1945年に発表して以降、デイデイトやスカイドゥエラーのようなエレガントなクラシックモデルも数多く手がけています。

 

最高の実用時計であり続けるために革新を続ける

↑スイスレバー脱進機の効率を最大限に高める研究を進めて2015年に発表した、特許取得の「ロレックス クロナジー エスケープメント」。主要部品の効率を15%も向上させた
↑スイスレバー脱進機の効率を最大限に高める研究を進めて2015年に発表した、特許取得の「ロレックス クロナジー エスケープメント」。主要部品の効率を15%も向上させた

腕時計に限らず、時代の移り変わりと共に技術が進歩すれば、これまでできなかったことができるようになります。ロレックスも、そうした流れの中で段階的に進化を続けてきました。

最新モデルに関して言えば、極めて傷がつきにくく、耐蝕性に優れ、紫外線による影響も受けにくい「セラクロムベゼル」を独自に開発しています。

ムーブメントにおいてもニオビウムとジルコニウムと酸素を混合した独自合金「パラクロム・ヘアスプリング」を2000年に発表。2005年にこれを改良するための新しい特許技術を導入し、多くのモデルに搭載しています。

ヘアスプリングに関して言えば、2014年にシリコン技術を用いた「シロキシ・ヘアスプリング」も開発。この部品は5件の特許を取得しており、標準的なヘアスプリングの10倍の耐衝撃性を持っているそうです。

 

時代を超えて語り継がれる信頼性

↑1953年にヒラリー卿がエベレストを制覇した際にはロレックスのオイスター パーペチュアルが活躍。こうした偉業は数多く、ロレックスの信頼性の裏付けとなって現代まで語り継がれている
↑1953年にヒラリー卿がエベレストを制覇した際にはロレックスのオイスター パーペチュアルが活躍。こうした偉業は数多く、ロレックスの信頼性の裏付けとなって現代まで語り継がれている

これまで見てきたとおり、現在のスポーツウオッチの源流を作ったのはロレックスと言っても過言ではありません。

その堅牢性は、現在もロレックスの時計が飛び抜けて多くアンティーク市場に流通していることからも証明されてきました。

圧倒的な信頼感が時代を超えて広まった結果、ロレックスは世界的にも圧倒的な知名度を誇る時計ブランドとなったのです。

 

ロレックスの新作時計2018〜伝統のレッド×ブルーベゼル〜

オイスター パーペチュアル GMTマスターⅡ 95万400円(予価)/Ref.126710BLRO

1955年の初代GMTマスターと同じ赤×青のベゼルをセラミックで実現。まず色の出しにくい赤のセラミックディスクを作り、焼く時の化学反応により半分を青にする。24時間目盛りはPVD加工によるプラチナコーティング。

オイスター パーペチュアル ロレックス ディープシー 129万6000円(予価)/Ref.126660

プロ仕様の屈強な44㎜ケースに合わせ、ブレスレットを幅広に変え、クラスプもリサイズ。搭載ムーブメントは新世代の高精度クロノメーターであるCal.3235だ。

オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ 997万9200円(予価)/Ref.116595RBOW

レインボーカラーにセットされた36個のバゲットカットサファイア入りベゼルと、その色に対応するサファイアインデックスが見事。リューズガードやラグにはダイヤが入る。

【さらに詳しく!】ロレックスの代表作はコチラ

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