誕生100周年を超えたカルティエの角型時計「タンク」。そこに通底するのは、確固たるデザインコードです。
普遍のデザインコードが支える普遍的な美
数多くの「タンキスト」が熱狂する普遍的な美観。それを支えるのが、100年変わらぬデザインコードです。
ケースとラグの一体化は、丸型主流の懐中時計からの脱却を意味し、「サントス」ともども時代を切り拓くパイオニアの象徴も務めています。また、ジュエラーでもあるカルティエのセンスが覗くのが、ブルーに輝くリューズの装飾。男性用として誕生したタンクが、数少ない男の装飾品として大いに機能することを示唆するものです。
さらに、線路型分目盛りやローマ数字の時表示は、ある種のセルフオマージュといってもいいでしょうが、変える必要性さえないことの矜持とも取れます。何しろこのコードを守るだけで、自由な発想のタンクがいくつもこの世に生まれてきたのですから。きっと次の100年も変わらないでしょう。
各コレクションに宿るタンクのDNA
先に述べたデザインコードを規範として、タンクの持てる世界観を自由に表現。それを理由に、これまでも非常に数多くのタンクファミリーを生んでいます。ここでは既出を除く現行コレクションを紹介します。
タンク アングレーズ
タンク ソロ
タンク フランセーズ
タンク MC
問:カルティエ カスタマー サービスセンター TEL.0120-301-757
https://www.cartier.jp/
【注目記事!】カルティエの二大角型ウオッチ「サントス」と「タンク」の美しさ