ウオッチナビが選ぶ現代のビジネス時計――カッコいい時計が欲しいなら「BR05」は必見!!

先日リリースされたベル&ロス「BR05」が、売れ行き好調だという。これまで同社のBRコレクションといえば、本格的なスペックとミリタリーデザインを融合させた、タフなスクエアウオッチでヒットを記録してきた。しかし新作の「BR05」は新しいデザインで、カジュアルではなくむしろスーツやジャケットに合わせるべきスタイリッシュなモデルである。堅牢な作りや視認性の良さ、繊細な仕上げはそのままに、都会のライフスタイルにマッチする1本として注目されているのだ。

ベル&ロス「BR05 ブルー スティール」Ref.BR05A-BLU-ST/SST 60万5000円/自動巻き。ステンレススチールケース&ブレスレット。縦横40mm。100m防水

クリエイティブでアイコニックなBRコレクションに磨きをかけて

時計といえばスイスが有名だが、「ベル&ロス」はフランスのパリで創業し、現在も本社を置いている。そのデザインは共同創設者兼クリエイティブ・ディレクターであるブルーノ・ベラミッシュが統括しており、いわば“フレンチ・デザイン”だ。一方で製造は技術と実績を持つスイス国内で行われており、その証拠に文字盤下部に「SWISS MADE」が入っている。ある意味、フランスとスイスのハイブリッドなブランドと表現できるだろう。

ブランドの理念は視認性、機能性、信頼性、高精度の追求を掲げており、当然ながら新作「BR05」もこれらを高い次元でクリアしている。そもそもBRデザインは飛行機の計器に着想を得て開発されただけあり、要素を満たしている。四角いケースと丸いダイアルという、一見アンバランスに見えるデザインこそ、独創的でありブランドのシグネチャーとしてあてはまったのだ。

角型やビスといったBR固有のディテールがタフさをイメージさせ、細かい部分までよく仕上げられたステンレススチールの美しさと相まって、見事なデザインを生んだ

開発コンセプトはズバリ“アーバン(都会的)”

「BR05」のデザインについて、ブルーノ・ベラミッシュは以下のように語っている。

「ケースとブレスレットの一体化は我々のビジュアル・アイデンティティに一致するだけでなく、時計自体に新たな側面をもたらします。最初のリンクはケースの一部を形成。この種のデザインは70年代まで遡ることができますが、ひとたびベル&ロスの手にかかれば、印象的で現代的な幾何学的図形に命が吹き込まれるのです」

ブレスレットとケースを一体化した美しいスポーツウオッチの発想は、いわゆる“スポーツラグジュアリー”に始まったもの。ただし、BRコレクションの個性を持ってすれば、数多いスポーツラグジュアリーモデルの中でも埋もれてしまうことはない。その中心には“アーバン”というコンセプトがあり、スタイリッシュを強調するデザインが取られている。サテン仕上げメインのスクエアケースに、サンレイ仕上げのラウンドダイアルを備え、抜群のフィット感を実現する人間工学に基づくフレキシブルなブレスレットをセット。まさに都会を生き抜くためのインストゥルメントとして、相応しい出来映えといえる。

ケースは40mmの正方形で、フラットな表面にはサテン仕上げを、エッジのディテールにはポリッシュ仕上げが施されている

問:ベル&ロス ジャパン TEL.03-5977-7759
https://www.bellross.com/ja/