ビジネスウオッチとしても選ばれるクロノグラフ「タグ・ホイヤー カレラ」が、自社ムーブメント&色彩感覚抜群のニューコレクションを発表
創業160周年を迎えたスイスウオッチブランド「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」が、アイコンシリーズである「タグ・ホイヤー カレラ」の原点に立ち返るモデルを発表した。時計界きっての人気クロノグラフに生まれた新作は、新しくも“定番感”があり、同社の栄光の歴史を再び知らしめる存在となりそうだ。
創業160周年を祝う、“原点回帰”の特別なレーシング・クロノグラフ
タグ・ホイヤーは創業当初より、計器における革新的なメーカーとして活躍し、クロノグラフになくてはならない「 振動ピニオン」の発明やクロノグラフ懐中時計の製造、自動車や飛行機に設置されるダッシュボードクロックを納入するなど、卓越した技術で世界有数の地位を確立した。
とりわけ創業者一族4代目当主のジャック・ホイヤー氏がプロデュースしたホイヤー社時代の「カレラ」(1963年初出)は、タグ・ホイヤー史上のハイライトと言っていい。伝説的なカーレース“カレラ・パン・アメリカーナ・メキシコ”にインスピレーションを得たレーシング・クロノグラフで、当時から厚い支持を得た。これ以降、タグ・ホイヤーはさらにモータースポーツとの関係性を強め、時計愛好家からモータースポーツファンまでを熱狂させている。
そんなブランドの歴史に影響を与えた「タグ・ホイヤー カレラ」は、同社創業160周年を祝うに相応しい“顔”ともいえる。新作は、その原点を振り返させる重要なタイムピースとしての役割りを担っているのだ。
完璧なデザインに自慢の自社キャリバーを搭載
先に発表された「タグ・ホイヤー カレラ 160周年シルバーダイヤル リミテッドエディション」と「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ 160周年 モントリオール エディション」。これらは限定モデルだが、今回の「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 スポーツクロノグラフ」は、通年を通してラインナップされるレギュラーモデルである。オーソドックスなブラックのほか、日本市場で人気のブルー(ディープブルー)、トレンド感のあるグリーン(ミュートオリーブグリーン)、そして18K 5Nローズゴールドプレートを使ったラグジュアリータイプの計4型が発売開始された。
近年のタグ・ホイヤー カレラは、スケルトンダイアルやアバンギャルドな見た目で時計デザインの最先端をゆく印象が先行するものの、1963年から継承されているコンテンポラリーかつタイムレスな外観のモデルも根強い人気を誇っている。新作はその伝統的な意匠をモチーフに、搭載ムーブメントを自社キャリバー ホイヤー02へとアップデートした“新定番”となる自信作なのだ。
前身のホイヤー社時代も含め、タグ・ホイヤーに多大な貢献を果たした人物、ジャック・ホイヤー氏が愛したというクリーンなデザインを表現するべく、エレガントで美しいクロノグラフを意識して開発された本シリーズ。それは結果的に、視認性の良さが求められるレーシングウオッチとしての機能美そのものを表している。
細部のこだわりも半端ではない。ケースは44mm径と存在感があるが、ラグを短くすることで装着性を向上させている。これは人間工学に基づいた設計だ。仕上げはポリッシュ&サテンを絶妙なバランスで使い分け、スポーツテイストとモダンな感覚が共生。また硬質なサファイア風防の形状が従来機から見直され、段差を少なくして薄型化にひと役買っている。
サーキュラーサテン仕上げを全面に施した文字盤には、レトロな横配列の3つ目インダイアルをレイアウト。そのうち、30分積算計(3時位置)と12時間積算計(9時位置)は立体的なサーキュラー加工がされており、同色ながら計測結果が読み取りやすいものとなっている。さらに、丁寧に面取りされたアプライドインデックス、カレンダー表示(6時位置)、タキメータースケール入りのセラミックベゼルまで装備。現代的な機能を持たせつつ、トラディショナルな意匠と職人技が生かされた自動巻きクロノグラフとなっている。
問い合わせ先:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054
https://www.tagheuer.com/jp/ja/