傑出した自社ムーブメントとブロンズケースで昨年好評だったGMTウオッチに、フォレストグリーンダイアルのニューモデルが誕生
ブライトリングで要職を務めたベン・カッファーが発起人のひとりとなって、本格的なスイス製機械式ウオッチを世界に広めることを目標に、2018年、「ノルケイン(NORQAIN)」はデビューを飾った。グループや巨大資本のもとに属さない独立系ながら、手の届きやすい価格帯でハイクオリティなコレクションを展開している、稀有な要注目ブランドである。
そんなノルケインの最新作は、昨年話題を振りまいた「フリーダム 60 GMT」のニューカラーだ。
時計界の流行色=グリーンとブロンズ合金ケースを鮮やかに融合
2020年に登場したフラッグシップコレクション「フリーダム 60 GMT」は、ハイブランドにもムーブメントの供給を行っている専門メーカー「ケニッシ」とノルケインがパートナーシップを結んだことをきっかけに、共同開発によって生み出された「キャリバーNN20/2」を搭載している。ゼンマイをフルに巻き上げた状態ならばおよそ3日間も動き続ける強力なパワーリザーブと、最高水準の精度を保証するCOSC認定クロノメーターを取得するこのマニュファクチュールムーブメントは、ユーザーにとって非常に満足感の高いスペック構成となっている。
今回新たに加わったのが、ステンレススチールケースにホワイト系のオパリンダイアルをセットしたスタンダードなバリエーションと、昨年も好評を博したブロンズケースを用いた限定バージョン。後者のブロンズは合金加工された「シリコンアルミニウムブロンズ合金」と呼ばれるもので、通常のブロンズ素材と比べて腐食や摩耗への耐性が高く、船舶部品などにも使われている先進的な素材だ。初めは黄色がかった色味だが、使用の程度や環境によって徐々に風合いが増してゆくため、オンリーワンに“育てる”楽しみがある。
本機にはサンレイ仕上げが施されたフォレストグリーンダイアルがセットされている。外装も深みのある色合いだけに、実に高級感が漂う外観となっている。また、植字インデックスやオールドラジウムカラーのスーパールミノバが塗布された時分針、ベゼル、ノルケインプレート(ケース左サイドに設置)もブロンズ製というこだわりだ。
精緻なつくりのキャリバーNN20/2を堪能できるようにケースバックがシースルーになっており、ガラス面のまわりはステンレススチールにブロンズPVDコーティングを施してデザインの統一感を持たせた。クラシカルな雰囲気のバンドは、ラバーストラップで革新的な製品づくりを行っているBIWIが、ノルケインのために特別に開発・製造したパーロンラバーストラップが備え付けられている。昨年のブロンズモデル(Ref.NNZ2100ZG/N215/20EO.18Z)に続き、本機も300本限定のレアピースとなっている。
ムーブメント専門メーカー「ケニッシ」「チューダー(TUDOR)」の専用ムーブメントも開発・製造する新興メーカー。ノルケインとは長期的なパートナーシップを結んでいる。なお、ケニッシムーブメント搭載モデルの保証は、通常4年と長く設定されている。さらに必要情報を登録すれば保証が1年間延長され、国際保証は最長5年間になる。 |
問い合わせ先:ノルケイン ジャパン TEL.03-6864-3876 https://www.norqain.com/?lang=ja
Text/WATCHNAVI編集部