1891年の創業から130年を迎えた「ボール ウォッチ(BALL WATCH)」。スポーティでタフなモデルを得意とする同ブランドは、一方で優雅かつトラディショナルな雰囲気を持つコレクションも展開している。その代表が自社の創業のきっかけとなった鉄道時計の伝統を投影した「トレインマスター スタンダードタイム」だ。2021年の新作では、創業130周年を記念したリミテッドエディションが5月より発売となる。
伝統の意匠で創業130周年を祝う999本限定のクラシックウオッチ
創業130周年を記念して製作された「トレインマスター スタンダード 130」は、「モンゴメリー・ダイアル」を採用。現行モデルとも共通する大きめのアラビアインデックスに加え、文字盤外周に60分の表示も上向きに記載。さらに60分表示の5分おきに数字をひと回り大きく記すスタイルが特徴だ。これは、20世紀初頭にアメリカの鉄道時計用に発明された「確実に時刻を読み取るため」のデザインで、いかにもボール ウォッチらしい意匠だといえよう。
繊細なデザインに秘めるボール ウォッチならではのハイスペック
文字盤面には、柔らかな光沢感を特徴とするホワイトエナメルを採用。これにボール ウォッチの全モデル共通仕様である「マイクロ・ガスライト」が備わることで雰囲気はクラシックでありながら、現代技術の採用によって格別の視認性を獲得している。
もちろん同社が手がけてきた数々のタフネスウオッチと同じく5000Gs耐衝撃性、4800A/m耐磁性を有するなど堅牢性にも抜かりない。シースルーバックでありながら日常生活に十分な30m防水を確保している点も注目だ。ガラス越しに見えるムーブメントは、クロノメーター仕様のCal.RR1105-C。高精度の追求という点でも、かつての鉄道時計の伝統が感じられる。
精度と視認性に優れ、耐久性も高いという、かつての鉄道時計に要求された性能を現代技術によってハイレベルに満たす一本で味わえるのは、ボール ウォッチの130年の歴史そのもの。実はボール ウォッチは今年発表する新コレクションでクロノメーターを取得するという。そんな姿勢からも、創業130周年に対する熱意が伝わってくる。
問い合わせ先:ボール ウォッチ・ジャパン Tel.03-3221-7807
http://www.ballwatch.com/