力強さと軽快さのギャップに驚く「ロンジン スピリット」コレクションの最新チタンモデルは日付表示がなくなった!

2020年に発表された「ロンジン スピリット」は、最初から三針とクロノグラフという機能別に表面仕上げも異なるブラック、シルバー、ブルーのダイアルバリエーションで展開され、好評を博している。そんな次世代定番コレクションに、このたびチタンケースの新仕様が加わることになった。

チタンケースの採用とカレンダーなしの文字盤は市場に受け入れられるか?

ロンジン スピリット」は、チャールズ・リンドバーグやアメリア・イアハート、ウィームス海軍大佐などの歴史的パイロットに愛されてきたロンジンの計時機器製造の伝統に現代的な解釈を加えて開発されたコレクションだ。ルックスは視認性が求められるパイロットウオッチ然とした佇まいだが、本格機能の追求だけではない。6時側には高精度を象徴するファイブスターをあしらい、リューズは大きめの設計でもケース径自体はデイリーユースを想定して直径40mmに留めている。随所に施されたポリッシュ仕上げが上質な輝きを放ち、実用一辺倒のミリタリー志向パイロットウオッチとは一線を画す、高級感のあるデザインが魅力だ。

「ロンジン スピリット」Ref.L3.810.1.53.6 34万7600円 自動巻き(キャリバーL888.4(A31.L11))、毎時2万5200振動、72時間パワーリザーブ。チタンケース。直径40mm(厚さ12.2mm)。ナイロンストラップ。10気圧防水

最新作となるチタンモデルは、直径40mm、厚さ12.20mmと、既存のステンレススチールケースの三針モデルと同等サイズ。文字盤はサンドブラスト仕上げが施されたチャコールグレーカラーで、フランジにサテン仕上げのブラックフランジを合わせることで時計の立体的な作り込みが際立つようになっている。

搭載するのはシリコン製ひげゼンマイを搭載したクロノメーター仕様の自動巻きキャリバーL888.4。優れた耐磁性能に加え、約72時間パワーリザーブも有するハイスペックを誇る。針とインデックスはゴールド色で夜光を縁取り暗所での視認性も確保。ドーム型サファイアクリスタルは多層反射防止コーティングされており、さまざまな環境でもクリアな視界を約束する。

「ロンジン スピリット」Ref.L3.810.1.53.6 38万9400円 自動巻き(キャリバーL888.4(A31.L11))、毎時2万5200振動、72時間パワーリザーブ。チタンケース。直径40mm(厚さ12.2mm)。ナイロンストラップ。10気圧防水

既存のステンレススチールモデルとの最大の違いは、カレンダーの有無。チタンの軽快さは普段使いにもってこいだし近頃はカレンダー窓がない文字盤を好む人も増えている。一方で、ビジネスウオッチとしての使用を想定するならばカレンダーが必要不可欠な人もいるだろう。もし店頭で見比べることがあれば、日付のないチタンモデルの文字盤の配置バランスを吟味した方がよさそうだ。

バンドはチタンブレスレット、またはチャコールグレーナイロンストラップから選択可能。発売は9月からとなっている。

問い合わせ先:ロンジン Tel.03-6254-7350
https://www.longines.com/