豪華ゲストが集結したタグ・ホイヤーのF1の公式タイムキーパーへの復帰セレブレイトベント「WE ARE BACK TAG HEUER NIGHT」をレポート

スイスの高級時計ブランド、タグ・ホイヤーが、2025年より22ぶりにF1の公式タイムキーパーに復帰するということで、4月6日のF1日本グランプリ決勝を目前に控えた4月2日、「WE ARE BACK TAG HEUER NIGHT」を開催した。2016年よりパートナーシップを結ぶオラクル・レッドブル・レーシングの代表クリスチャン・ホーナー氏をはじめ、米倉涼子さん、中尾明慶さん、土屋アンナさん、黒木メイサさん、関口メンディーさんといった豪華ゲストが集結。華やかなイベントの模様をレポートする。

タグ・ホイヤーが掲げた「WE ARE BACK」「DESIGN TO WIN」

会場は情熱的な赤で彩られ、ステージ上にはDJブースが。後方を振り返ると、真っ赤な文字で「WE ARE BACK」という文字が力強く浮き上がる。勝利のシンボルと謳われたゴールドの「ホイヤー カレラ」や、伝説的なドライバー、アイルトン・セナも着用していたS/el コレクションといったタグ・ホイヤーが誇る貴重なアーカイブ、そして現在4度のドライバーズ・チャンピオンに輝くオラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンのレーシングスーツも。その横には週末に開催されるF1日本グランプリのトロフィーが展示されていた。

フォトコールに登場したのは、米倉涼子さん、中尾明慶さん、土屋アンナさん、黒木メイサさん、関口メンディーさん、大平修蔵さん、桜田通さんといった豪華なゲストたち。タグ・ホイヤーの最新コレクションを身につけてメディアの撮影に応えた。
米倉涼子さんは『タグ・ホイヤー カレラ デイデイト』を着用。「とってもシックでクールで、私の好みのディープブルーで、とっても見やすい。普段でも使用したくなるようなクールな時計だと思います。新作ということで、今まさに新しい気分になりたい人におすすめの時計です」とコメント。中尾明慶さんが着用したのは『タグ・ホイヤー フォーミュラ1 ソーラーグラフ』。「F1日本グランプリが間もなく開催されますし、叶うのであれば観に行きたいですね。日本の角田選手も活躍してくれるでしょうし、この時計を身につけていきたいです」とコメント。土屋アンナさんは、『タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ』を着用。「F1のラスベガスグランプリのナイトレースがモチーフになっています。スポーティーさが、女性も普段の着こなしの中で合わせやすいですし、衣装の中に溶け込む感じがかっこいいです」とコメントした。黒木メイサさんは『タグ・ホイヤーカレラ デイデイト』を。関口メンディーさんは、『タグ・ホイヤーフォーミュラ1 クロノグラフ』を。大平修蔵さんは『タグ・ホイヤー フォーミュラ1 ソーラーグラフ』を。桜田通さんは『タグ・ホイヤー カレラクロノグラフ』をそれぞれ着用した。

その後いよいよパーティが開幕。DJとMCが会場を盛り上げる中、まず初めにシドニー・ハッチョン氏(LVMHウォッチ・ジュエリージャパン株式会社TAG Heuer マーケティングディレクター)が登壇。
「今夜はたくさんの素晴らしいゲストにお会いできて、本当に感激しています。この特別な「WE ARE BACK TAG HEUER NIGHT」にお集まりいただき、ありがとうございます。今夜、タグ・ホイヤーが再びF1の公式タイムキーパーとなった記念すべき瞬間を皆さんと祝うことができ光栄です」と感謝の言葉を述べた。また、新たなブランドキャンペーン「DESIGNED TO WIN(勝利のために)」を発表。「160年以上にわたり、タグ・ホイヤーはイノベーションと限界を押し上げることへの深い情熱の代名詞となってきました。我々は『DESIGNED TO WIN』を体現するために、常に努力を続けています」とスローガンに込めた想いを語った。そして、F1とのパートナーシップの歴史を振り返った後、つい昨日、ジュネーブで開催された「Watches and Wonders Geneva 2025」で発表された最新作を次々に紹介。「これらの新作は、タグ・ホイヤーの輝かしい歴史の次のステージを象徴しています。これまでの歴史は、情熱とアヴァンギャルドの精神によって支えられてきました。アイルトン・セナがかつて言った言葉があります。
私は2位や3位になるために生まれたのではない。勝つために生まれたのだ。」と挨拶を締めくくった。

続いて、ビッグゲストが登場。オラクル・レッドブル・レーシングの代表クリスチャン・ホーナー氏が登壇し、トークショーを行った。
タグ・ホイヤーが再び公式タイムキーパーになったことについてクリスチャン氏は、「本当に素晴らしいことだと思います。もうちょっと早く走れるようになるかもしれないですね」と会場の笑いを誘った。2016年からパートナーシップを結んでいるタグ・ホイヤーとレッドブルレーシングの関係について、「非常に似たところが多いと思います。どちらも限界に挑戦していて、そしてお互いのパートナーシップっていうのを非常に楽しんでいるので、ただのスポンサーという関係ではなくて、同じゴールに向かっているという気がしています」と相性の良さを表現した。


そして、話題となっている日本人ドライバー・角田裕毅選手の起用について聞かれると、「角田選手はもちろん経験もありますし、チームのこと、そしてトラックのこともよく知っていますし、この日本開催ということで大きなサポートも期待できるので、私としても非常に期待しています」と自信を覗かせた。さらに話題はF1におけるクリスチャン・ホーナー氏の功績、チームの指揮官という仕事、モチベーションなど、公私にわたってトークを展開。F1という世界最高峰の自動車レースに身を置く立場として「ライバルは多いですが、自分のゴールを、そして自分の夢を追い続けることを大事にしています」と真摯に夢に向き合う姿勢を語ってくれた。


最後に着用している腕時計について聞かれると「このモンツァなんですけれども、本当にいろんないい思い出があるんです。私は2002年に自分で初めてタグ・ホイヤーの時計を買ったんですが、なぜ買ったかというと、2002年にモナコグランプリで優勝して、賞金を手にしまして、ニース・コートダジュール国際空港から帰るときに、この勝利の思い出に何か購入したいなと思って、その時に出会ったのがモンツァなんです。で、数年前にタグ・ホイヤーのほうからレースバージョンをいただいたんです」と時計ファンにはたまらないエピソードを教えてくれた。

トークショー後は、ゲストたちもクリスチャン・ホナー氏と記念撮影をしに、続々と集まってきた。中には元F1ドライバーの片山右京さんの姿も。

このイベントの2日後、F1日本グランプリが行われる鈴鹿サーキットを訪れたが、公式タイムキーパーに復帰したタグ・ホイヤーのモニュメントが誇らしげに時を刻んでいた。24歳の若き日本人ドライバー・角田裕毅選手の活躍も含め、F1新時代の幕開けに期待したい。

Text、Photo/松村広行(ワン・パブリッシング)

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