【タグ・ホイヤー】F1 2025年シーズンから公式タイムキーパーに復帰

F1(フォーミュラ1)が創設75周年を迎える今年、【タグ・ホイヤー(TAG HEUER)】が2025年3月14〜16日にオーストラリアのメルボルンで開幕する2025年シーズンの公式タイムキーパーを務めることを発表。2016年から続くオラクル・レッドブル・レーシングとのパートナーシップは継続されることになる。

タグ・ホイヤー「タグホイヤー モナコ クロノグラフ」

F1と半世紀以上の関わりを持つタグ・ホイヤー

 

タグ・ホイヤーには半世紀以上にわたり、F1に関わってきた歴史がある。その始まりは1969年で、タグ・ホイヤーはロブ・ウォーカーチームのロータス49Bにロゴを入れ、高級時計ブランドとしてF1マシンにロゴを飾った初のブランドとなった。1971年には初めてフェラーリチームのスポンサーに就任し、1992年にはその卓越した技術力を活かし、初めてF1の公式タイムキーパーを担当。マクラーレン、レッドブルと続いたチームパートナーシップを含めると、これまでにF1通算239勝を達成し、11回のワールド・コンストラクターズ・チャンピオンシップと15回のワールド・ドライバーズ・チャンピオンシップに輝くなど、F1史上最も成功したブランドのひとつだ。

かつてない人気の高まりを見せるF1

現在、アメリカのリバティ・メディアの傘下で運営されるF1は、世界に7億5000万人のファンがおり、SNSの総フォロワー数はなんと9000万人以上。そのファン層は若年化及び多様化が進み、近年、世界で最も成功を収めているスポーツイベントといわれている。事実、マクラーレンとフェラーリが激しいバトルを繰り広げた2024年シーズンは、15億人ものの視聴者が観戦。このかつてない人気の高まりを受け、2025年3月14〜16日にオーストラリアのメルボルンで開幕を迎えるF1の2025年シーズンに、タグ・ホイヤーは公式タイムキーパーとして復帰することになる。

ル・マン・センチグラフ

タグ・ホイヤー CEO アントワーヌ・パンは今回の発表について、次のように語っている。

「精神的な粘り強さ、強靭な肉体、戦略、イノベーション、パフォーマンスによって特徴づけられるF1というスポーツにおいて、タグ・ホイヤーが公式タイムキーパーとしてF1の中心的役割を果たすのは当然のことです。数十年にわたりF1の歴史に深く関わり、数々の伝説のドライバーやチームと共に歩んできた私たちにとって、自分たちが『時間』によって勝者を決定づける存在であることを大変光栄に思います。F1とそこに参戦する卓越したチームが、スポーツ界で最も偉大な財産のひとつを作り上げるために行ってきた素晴らしい活躍をさらに発展させていく旅路に私たちも参加することで、タグ・ホイヤーをより豊かなものにする新たなストーリーを創造できることを楽しみにしています」

一方、F1会長兼CEOのステファノ・ドメニカリ氏は「何十年もの間F1の代名詞であり、過去と現在の伝説を連想させる名前を持ち、モータースポーツにまつわる様々なストーリーを語り継ぎ、私たちの価値観を完全な形で受け入れてくれるブランドをパートナーに持てることは素晴らしいことです。革新性、正確性、卓越性を重視するタグ・ホイヤーは、F1の公式タイムキーパーとして理想的なパートナーです。F1が創設75周年を迎えるにあたり、私たちの交錯する伝統と歴史が、未来に向けてどのように新たなストーリーを紡いでいくのかとても楽しみです」とコメント。双方とも2025年の新シーズンに大きな期待感を抱いていることが分かる。

「WE ARE BACK」の文字が記された新ビジュアル

タグ・ホイヤーはオラクル・レッドブル・レーシングとパートナーシップも結んでいるが、こちらも継続を発表。2025年はサーキットサイドでのブランディング、F1の世界観を反映した新しいタイムピースのリリースなど、サーキット内外でタグ・ホイヤーが大きな存在感を放つことは間違いなさそうだ。また、公式タイムキーパーの復帰をアピールする「WE ARE BACK」の文字が記された新ビジュアルも公開されているので、こちらもぜひ注目してほしい。

 

問い合わせ先:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー https://www.tagheuer.com/jp/ja/

Text/三宅裕丈

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