【ウブロ】開発に4年かけた世界初のマルチカラーセラミックを採用した「ビッグ・バン ウニコ マジックセラミック」が鮮烈デビュー

スイスのラグジュアリーウオッチブランド【ウブロ(HUBLOT)】が最新作を発表。独自開発した世界初のマルチカラーセラミック、マジックセラミックを採用した「ビッグ・バン ウニコ マジックセラミック」が発売となり、価格は452万1000円(税込)。

2025年に誕生20周年を迎えた「ビッグ・バン」

ブランドの未来を切り開く先駆者としての役割を担ってきた「ビッグ・バン」コレクションが2025年、誕生から20年を迎えた。この記念すべき年に発表された新作「ビッグ・バン ウニコ マジックセラミック」も、革新的なDNAを受け継いでおり、世界初のマルチカラーセラミックや自社開発のウニコムーブメントを駆使し、伝統的な時計製造の枠組みを超えるタイムピースとなっている。

トワイライトブルーのサークルがベゼルに一体化

「ビッグ・バン ウニコ マジックセラミック」の一番の見どころは、ブランドは数年の歳月を費やして完成させたマルチカラーセラミック、マジックセラミックだ。マイクロブラストとポリッシュ仕上げを施した42mm径のブラックセラミック製ケースに、ダークグレーセラミックのポリッシュベゼルを備えるが、このベゼルにトワイライトブルーのサークルを不規則にデザイン。マジックセラミックの採用により、ポップアートや現代アートを想起させるポップなディテールは、セラミックと一体化し、継ぎ目のない美しさを生み出した。

マニュファクチュールが長年培ったノウハウの結晶

このマルチカラーセラミックの開発には高難度かつ複雑な工程を要しており、単に顔料を塗り重ねるだけでなく、色付けに用いる顔料をセラミック部品の焼成と成型の過程で異なる温度条件で通過させ、均質で完璧な仕上がりを実現。カラーサファイアの開発、鮮やかな色調のセラミック、耐傷性に優れた18Kゴールドの発明など、ウブロのマニュファクチュールが長年培ってきたノウハウの結晶といっていいだろう。ブランドのR&Dディレクターのマティアス・ビュッテは「科学と錬金術、そして遊び心と大胆さの絶妙な融合という、ウブロの魂を完璧に体現する素材を、私たちのチームが世に送り出したことに、大きな誇りを感じています。4年以上にもわたる研究の末、私たちは特許を取得した鮮やかな色を組み合わせる技術をマスターしました。ウブロの科学的アプローチと革新的なスピリットは、これからも人々を驚かせ続けることでしょう」とマルチカラーセラミックの開発について語っている。

ウブロのアトリエで設計・開発されたキャリバー HUB1280

スケルトナイズされた文字盤には、太めに設計された時分針、アラビア数字インデックスとバーインデックスを採用し、2つのサブダイアルと日付表示を設置。情報量は少なくないが、視認性はきっちりと確保されており、デザインと実用性を両立させた仕上がりが際立つ。本機を裏返せば、ウブロのアトリエで設計・製造された自動巻きフライバッククロノグラフムーブメント、キャリバー HUB1280の姿を鑑賞可能。354個のパーツで構成される約72時間のパワーリザーブを備えた同ムーブメントで、マルチカラーセラミックの色調と共鳴するかのようなグレーの仕上げが特徴だ。また、ベルトには複数のラインをあしらい、アクティブなデザイン性を強調したブラックのラバーストラップを採用することで、よりデザイン的完成度を高めている。

今回、マルチカラーセラミック、マジックセラミックを用いた「ビッグ・バン ウニコ マジックセラミック」を商品化に成功したことで、ウブロは時計製造の新ステージに歩みを進めた印象だ。今後、マジックセラミックを用いて、どのような新モデルを開発していくか、大いに期待したい。

ウブロ「ビッグ・バン ウニコ マジックセラミック」 Ref.441.CIB.1171.RX 452万1000円/自動巻き(Cal.HUB1280)、毎時2万8800振動、約72時間パワーリザーブ。ブラックセラミックケース(シースルーバック)、ブラックラバーストラップ。直径42mm、厚さ14.5mm。10気圧防水。

 

問い合わせ先:LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ TEL.03-5635-7055 https://www.hublot.com/ja-jp ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈

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