2025年の最新腕時計市場では、伝統的なデザインを継承しつつ、現代的な感性で再解釈したモデルが数多く登場している。【オリス(ORIS)】【ルイ・エラール(LOIUS ERARD)】【マイスタージンガー(MEISTERSINGER)】【SEIKO ASTRON(セイコー アストロン)】といったブランドからも、それぞれのシグネチャーコレクションを軸とする魅力的なバリエーションが展開され、時計愛好家たちの注目を集めている。
新生オリスが放つアイコンコレクションの豊かな色彩
オリス
「ビッグクラウン ポインターデイト」 Ref.01 754 7798 4065-07 34万1000円
「人々を笑顔にする」という新パーパスを掲げた新生オリスが、定番モデルを大改革。イエロー、ライラック、グリーン、テラコッタなど、7色の遊び心ある個性的なカラーパレットから選ぶ楽しさを提案している。そして34mmと40mmの2サイズが用意され、新しいHリンクブレスレットなど、11型が新加入。ターコイズブルーのモデルは40mm径で、伝統的な表情をファッショナブルに仕立てた。
問い合わせ先:オリスジャパン TEL.03-6260-6876 https://www.oris.ch/jp/
ルイ・エラールからは定番レギュレーターを邂逅させた1930年代セクターダイアル
ルイ・エラール
「レギュレーター グラヴェ・ブルー」 Ref.LE85248AA15BVA159 65万9450円
定番「エクセレンス」の再定義から生まれた「ノワールモン・メティエダール」コレクションに、39mm径ケースの新色ブルーが加わった。縦配列のレギュレーター表示は1930年代セクターダイアルを再解釈し、伝統的なエングレーブ彫刻技術を駆使する。細かく粒状加工されたダイアルに、輝くガルバニック処理による繊細なレリーフ。その奥行き感がたまらない。
問い合わせ先:大沢商会 時計部 TEL.03-3527-2682 https://josawa-watch.com/louis_erard.html
伝統的なエレガンスを昇華したマイスタージンガーのスポーティな一本針時計
マイスタージンガー
(右)「カエノス」 Ref.KS914 49万5000円
(左)「カエノス オープンデイト」 Ref.KS0D914 55万円
2001年の創業時から脈々と続く“1本針”モデル「カエノス」から新世代モデルが登場。バランスの取れた意匠と高い視認性はそのままに、新設計の40mmケースはポリッシュ&サテン仕上げによりエレガントかつ躍動感あふれるデザイン。統合型のステンレススチールブレスレットは腕馴染みもいい。
「カエノス オープンデイト」は、12時位置で日付を表示する別バージョン。その表示は深夜0時ちょうどに瞬時に切り替わる。5分単位で時刻を表すワンハンドウオッチは、時間に追われる忙しい日々の中で、リラックスした時間を演出してくれる。
いずれもシンプルさに徹したデザイン。モダンでスポーティなことから若い世代にもマッチする。
問い合わせ先:サイプレストレーディング TEL.06-6459-4140 https://meistersinger-watches.jp/
サファイアガラスベゼルが上品に煌めくセイコー アストロン
セイコー アストロン
「Nexter GPSソーラーデュアルタイム・クロノグラフ」Ref.SBXC177 35万2000円
Nexterシリーズの新型は、GPSソーラー機能を継承しつつ、サファイアガラスのベゼルを採用したハイエンドモデル。軽量なチタンケースの斜面は丁寧に鏡面に仕上げられ、ホリゾンタルパターンの型打ち文字盤と相まって、高級感と品格を醸し出す。12時と6時のサブダイアル目盛り部のダイヤカットなど、きらめく光のアクセントがスーツにもぴったり。
問い合わせ先:セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-012 https://www.seikowatches.com/
※価格は記事公開時点の税込価格です。
◎本記事は『ウオッチナビ 2025 Summer Vol.98』より抜粋・編集しています。
Text/WATCHNAVI編集部