国産機械式時計の“輝ける星”こと【オリエントスター】の75年の歩みを体現する宇宙や星空のロマンを宿した限定コレクション

<取材協力>
オリエントスター(Orient Star)

国産の機械式時計を語る上で、【オリエントスター(Orient Star)】の存在は不可欠であり、同時に大変ユニークといえる。1951年の誕生以来、“輝ける星”を理想に掲げ、クォーツが台頭した時代を乗り越えて機械式時計の製造を継続してきたからだ。そして現在、エプソンという強力な技術的バックボーンを得たことで、卓越した機能、洗練されたデザイン、さらにはブランドとしてのステータスも盤石な域に達している。そのような国産マニュファクチュールブランドの真の魅力を、リリースされたばかりの2つのニューモデルから紐解く。

 

ブランド75周年記念を鮮やかに飾る、メテオライト調と漆黒が宇宙のロマンを誘う——「M34 F8 スケルトン ハンドワインディング」

日本の機械式時計の様式美を体現してきた「オリエントスター」がブランド誕生75周年を迎えるにあたり、コンテンポラリーコレクション「M34」より、特別仕様の限定モデル「M34 F8 スケルトン ハンドワインディング」を開発した。“輝ける星”のインスピレーションから、ペルセウス座流星群をデザインテーマに、メテオライト(隕石)調の新しい仕上げを施した本作。そのこだわりと技術が、ディテールに散りばめられている。


↑時計全体で宇宙の深淵をイメージし、漆黒とステンレススチールがコントラストを織りなす。

外観において印象的なツートーンカラーは、暗い宇宙空間を思わせるものだ。12時位置のローマ数字と楔形インデックスを配したリング状のオープンワークダイアルには、シボ塗装によるミステリアスなブラック・グレーグラデーション仕上げを施している。これと同調するように、316Lステンレススチール製のミドルケースとピッチの短いメタルブレスレットにはブラックの加工が採用された。これに対してベゼル、ケースバック(シースルー)、リューズにはメタル本来の明るいスチール色をあえて残し、漆黒のパーツ群とシルバーカラーの輝きが鮮やかなコントラストを描き出し、エクステリアの存在感をより一層引き立てている。


自慢のムーブメントにメテオライト特有の模様をレーザー加工で描く。

特別な本作のために、新たな装飾技術にチャレンジした点も見逃せない。ベースとなるのは、エプソンが誇るMEMS加工技術を用いたシリコン製ガンギ車を備え、日差+15秒〜−5秒の高精度と70時間以上のパワーリザーブを実現したフラッグシップムーブメント「キャリバーF8B61」である。この傑作メカのさらなる審美性を追求したのが、搭載される「キャリバーF8B65」だ。ハイライトはダイアル側とケースバック側の両面に最新のレーザー加工を施し、メテオライト調の精緻な結晶パターンを描いた点にある。さらに彗星特有の2つの尾をモチーフとするテンプ受け、天の川銀河の渦巻を彷彿とさせるシリコン製ガンギ車など、細部に至るまで宇宙のイメージが徹底されている。そのロマンあふれる意匠は、コレクターの知的好奇心を強く刺激するに違いない。


↑「Mコレクションズ」の世界観と充実の特別仕様を堪能できる。

「Mコレクションズ」は、2023年に立ち上げられたギリシア神話や日本に馴染み深い星雲・星団をテーマとするラインナップである。その中でも本作「M34」は、ペルセウス座にある星団からインスパイアされた先鋭的なコンテンポラリーデザインが魅力だ。その最新作にあたる「M34 F8 スケルトン ハンドワインディング」は、サファイアクリスタルを中央にセットしたケースバックに、「Orient Star 75th Anniversary」のアニバーサリーマークとシリアルナンバーを刻印。さらに、メタルブレスレットに加えて上質なコードバンレザーストラップ(プッシュ三つ折式中留付き)が交換用として付属する。これだけ充実したデザインや機能を備えるアニバーサリーモデルであるだけに、国内外でのコレクターたちの反響が楽しみだ。


オリエントスター「M34 F8 スケルトン ハンドワインディング」 Ref.RK-AZ0105N 41万2500円/手巻き(Cal.F8B65)、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(SUS316L、シースルーバック)&ブレスレット(交換用コードバン レザーバンドが付属)、両球面サファイアクリスタル風防(SARコーティング)。直径39mm、厚さ10.8mm。5気圧防水。世界限定430本(国内300本)。

 

シンプルかつコンパクトが心地好い。デイリーユースしたくなる——「M45 F7 スモールセコンド」

次に紹介する新作も、同じく75周年アニバーサリーモデルとして企画された「M45 F7 スモールセコンド」だ。永遠の時の流れを古典的なデザインで体現する「クラシックコレクション M45」の最新作にあたる本作は、次なるステージへ進む大人たち、さらには春から社会に出るフレッシャーズにも最適なモデルといえる。ビジネスからカジュアルまで、幅広いシーンで着用できる“シンプル&コンパクト”さが特徴なのだ。こちらも高品質なSUS316Lステンレススチールを使ったケースであり、直径は39mm、厚さ11.7mmという、腕が細い人にも適合する程良いサイズ設計で、シャツやジャケットの袖口にも無理なく収まるプロポーション。普段使いのベーシックな時計として理想的と表現できる。


↑2枚構造のダイアルに、砂地・放射目・挽目の3種の模様を使い分ける精緻な細工で個性を演出。視認性のアップにも貢献。

しかし一方、先ほど“シンプル”と表現したものの、細部からはオリエントスターらしい技術が垣間見れる。グレーダイアルを2枚構造で立体的なものとし、繊細なローマ数字インデックスとミニッツトラックを配し、これに呼応するリーフ形状の時分針、表示機能をパワーリザーブインジケーターとスモールセコンドに絞ったことで、視認性の高いミニマルなデザインを作り上げた。また、砂地模様や放射目、挽目模様をダイアルの部位ごとに使い分け、エレガントさを引き立てていることからも、オリエントスターならではの味付けが感じられる。


↑腕元に煌めく「星粒」の情景。「M45 F7 スモールセコンド」は、細部にオリエントスターの技を宿している。

さらに特筆すべきは、75周年記念モデルのRef.RK-BS0003Nの存在である。シックな印象のグレーダイアルには、繊細な粒状のテクスチャーと光沢を抑えた仕上げが施されており、「星粒(ほしつぶ)」と呼ばれる、星が穏やかに煌めく夜空の情景を見事に表現している。なお、本作もリミテッドモデルであり、ケースバックのスチール部に「Orient Star 75th Anniversary」のアニバーサリーマークとシリアルナンバーを刻印している。このセンターにセットされたサファイアクリスタル越しに鑑賞できる自社製造ムーブメント「キャリバーF7H44」は、自動巻き式であり、スモールセコンドとパワーリザーブ(50時間以上駆動)の表示を備える実用的な仕様といえる。

また、非限定のレギュラーモデルとして、グリーンまたはアイボリーのダイアルモデルがラインナップされており、現在ならば全3型から選択が可能となっている。いずれもタイムレスでありながら個性を持つデザインとフィット感に優れるサイズ、さらには機能本位のスペックなど、機械式時計の基本を押さえた「M45 F7 スモールセコンド」は、生涯愛用できる頼もしい一本となるはずだ。


オリエントスター「M45 F7 スモールセコンド」 Ref.RK-BS0003N 14万3000円/自動巻き(Cal.F7H44)、約50時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(SUS316L、シースルーバック)、レザーバンド、両球面サファイアクリスタル風防(SARコーティング)。直径39mm、厚さ11.7mm。3気圧防水。世界限定500本(国内200本)。

 

75周年というマイルストーンを飾る2つの限定モデルは、オリエントスターが歩んできた歴史とともに、絶え間ない技術進化を雄弁に物語っている。ペルセウス座流星群をモチーフに、メテオライト調の精緻な加工と漆黒のコントラストで宇宙の深淵を描き出した「M34 F8 スケルトン ハンドワインディング」。そして、腕元に穏やかな星空を宿し、日常に寄り添う造形と実用性を兼ね備えた「M45 F7 スモールセコンド」。両モデルに共通するのは、高度な製造技術に裏打ちされた国産機械式時計としての信頼性。“輝ける星”として、所有者の人生に豊かな時をもたらすかけがえのないタイムピースとなるだろう。

 

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問い合わせ先:オリエントお客様相談室 TEL.042-847-3380 https://www.orient-watch.jp/

※商品画像は発表時点のもので、予告なく変更される場合があります。価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/山口祐也(WATCHNAVI編集部)

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