ケースやダイアルのデザイン・素材など、時計の魅力を決定する要素は数多く存在するが、時計ファンならその心臓部であるムーブメントに注目したいもの。そこで、本特集では人気ブランドについて、[ムーブメント概要=全体像][基幹=主力ムーブメント][最新&注目のムーブメント]について詳細を解説。時計内部の知識が深まれば時計の真価もさらに理解できるはず。今回はオリエントスターをピックアップ!
オリエントスター(ORIENT STAR)
半世紀以上の歴史を紡ぐ伝統の高品質ムーブメント
高品質で耐久性に優れ、国内はもとより諸外国でも高く評価された名作キャリバーが誕生したのは、1971年。昭和46年に開発されたことから「46系」と命名されたこのムーブメントをベースに、半世紀以上も熟成と進化を重ねたメカニズムを基軸とした各種自社製ムーブを展開中だ。
基幹ムーブメント
主な派生ムーブメント
Cal.F6F44、Cal.F6N47 など
Cal.46系F6はベーシックな自動巻きムーブメント(手巻き付き)で、スケルトン仕様のCal.F6F44やダイバーズ専用にパーツを厳選し、耐衝撃性を強化したCal.F6N47などを展開。Cal.46系F7はムーンフェイズ機構を備えた自動巻きムーブ(手巻き付き)で、同社が2017年にセイコーエプソンと統合した際に発表された。
注目の最新ムーブメント
エプソンの高精密加工技術(MEMS)を活かし、自社開発のシリコン製ガンギ車を採用した新世代の手巻きムーブメント。パワーリザーブは従来モデルの50時間から70時間へ、日差精度も-5秒~+15秒へと実用性の向上と高精度化が図られている。
搭載モデル「スケルトン」
問い合わせ先:オリエントお客様相談室 TEL.042-847-3380
https://www.orient-watch.jp/orientstar/
◎本記事は『ウオッチナビ 2022 Summer Vol.86』より抜粋・編集しています。
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