歴史ある街並みと最新トレンドが交錯する京都・四条通。その景観に溶け込みながら、高級時計正規販売店としての確かな風格を漂わせるのが「oomiya 京都店」だ。2022年の移転・拡大リニューアルを経てさらに大きく発展した同店は、その圧倒的な魅力や極上のホスピタリティもあり、熱量の高いコレクターをも惹きつけてやまない。今回、要注目の取り扱いブランドについてスタッフの西川さんが語ってくれた。

〈チューダー〉独自のヘリテージを現代の技術で再解釈し、実用的なコレクションを展開
oomiya 京都店は、京都の伝統的な景観に敬意を払った落ち着いた佇まいでありながら、一歩店内に足を踏み入れると、そこには各ブランドの最新コンセプトが反映されたラグジュアリーな空間が広がっている。広々とした1階フロアには、「IWCシャフハウゼン」や「パネライ」「ブランパン」「ジラール・ペルゴ」「グランドセイコー」「ベル&ロス」など、名実ともにトップクラスのブランドが壁面に沿ってショーケースに展開されている。これだけでも十分に魅力的だが、西川さんが紹介してくれたのが、大人気の「チューダー」だ。
(西川さん)「2018年10月に待望の日本本格上陸を果たしたチューダーですが、当店では2021年の夏から導入しました。以来、大変ご好評いただいております。独自のヘリテージを現代の技術で再解釈し、時計業界に新たなトレンドをもたらしました。ヴィンテージテイストのデザインやカラーバリエーションを含むコレクションの豊富さはもちろんですが、機械式時計ビギナーの方にもご納得いただけるエントリー価格であることも、高く評価されているポイントといえます」

レンジャー:レトロな顔立ちの頼もしいツールウオッチ
そう語る西川さんがまず、その圧倒的な満足度の高さから見逃せないモデルを紹介してくれた。
「チューダーの歴史的な探検時計の系譜を受け継ぐのがレンジャーです。直径39mmという絶妙なサイズのステンレススチールケースは、外装全面にサテン仕上げを施しているため、ツールウオッチらしい無骨なスタイルを纏っています。およそ70年前、英国海軍の北極探検に着用されたという伝説的な逸話を持つ傑作を彷彿とさせる、3・6・9・12のアラビア数字インデックス。そして、秒針の先端に添えられたレッドの差し色など、ノスタルジックなデザインの中に光る控えめなアクセントが、多くのお客様から好意的に受け入れられています」

もちろん機能面も、非常に満足度が高いと西川さんは説明する。
「そのシンプルなデザインから、オンオフを問わずシームレスに活躍する一本としてもレンジャーは選ばれています。とくにブレスレットモデルには、工具を用いることなく長さを微調整できる(最大8mm/5段階)“T-fit”クイックアジャストクラスプが搭載されており、汗ばむ季節や腕のむくみなどに合わせてホールド感を少し緩めたいときに大変重宝します。毎日着ける時計だからこそ、この快適さはきっと気に入っていただけるはずです」
スイス公認クロノメーター認定を受けた高精度ムーブメント、約70時間のロングパワーリザーブ、優れた耐磁性、そして100m防水。日々を共にする頼もしい相棒として申し分のないスペックを備えるレンジャーには、レトロな外見の奥に、現代のライフスタイルをタフに生き抜くための実力が秘められている。

チューダー「レンジャー」 Ref.M79950-0001 55万6600円/自動巻き(Cal.MT5402)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径39mm、厚さ12mm。100m防水。

ブラックベイ:象徴的なバーガンディの伝統美が宿るダイバーズ
次に紹介してくれたのが、ブランドカラー「バーガンディ」のアルマイト加工ベゼルが印象的なダイバーズウオッチ「ブラックベイ」。広告ビジュアルにも度々登場する、ブランドのアイコンモデルだ。
「定番のブラックベイのなかでも、やはりチューダーのシンボルであるバーガンディカラーは最も人気が高いです。落ち着いたトーンの色合いに、ローズゴールドカラーで縁取られたインデックスやスノーフレーク針が組み合わさることで、秀逸なヴィンテージテイストを実現しています。さらに2023年、クロノメーターの精度認定に加えて、耐磁性や防水性などについても性能保証が求められるMETAS(スイス連邦計量・認定局)によるマスター クロノメーター認定モデルとしてリニューアルされたことも、昨今の高評価の理由のひとつとなっています」

加えて、新たにラインナップされたブレスレットの魅力についても解説してくれた。
「ぜひ注目していただきたいのが、ポリッシュとサテンの仕上げ分けが美しい5リンクのステンレススチール製ブレスレットです。ダイバーズウオッチでありながら非常にエレガントな佇まいで、フレキシブルに可動するため着け心地も抜群です。カジュアルな装いはもちろん、ドレスコードのあるフォーマルなシーンでも腕元を華やかに彩ってくれるでしょう。なお、こちらにも“T-fit”クイックアジャストクラスプが備えられており、容易にサイズ調整が可能です」
ダイバーズウオッチとしての堅牢性を維持しつつ、従来よりもスマートになったプロポーション、業界最高水準となるマスター クロノメーター認定への昇格、そしてジュビリースタイルのブレスレットによるエレガンスの獲得。お馴染みのバーガンディカラーでありながら、ブラックベイは確実に進化を遂げている。まさにチューダーの伝統的な美学と最先端の実用テクノロジーが融合した逸品といえるのだ。

チューダー「ブラックベイ」 Ref.M7941A1A0RU-0003 75万6800円/自動巻き(Cal.MT5602-U)、毎時2万8800振動、70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径41mm、厚さ13.6mm。200m防水。

ブラックベイ クロノ:サーキットの熱狂を呼び覚ます逆パンダフェイスのクロノグラフ
5リンクのブレスレットによる洗練といえば、同じくブラックベイのクロノグラフバージョンである「ブラックベイ クロノ」も忘れてはならない。このモデルもまたチューダーのハイライトであり、oomiya 京都店でも問い合わせが途絶えないモデルとのこと。
「まず目を引くのが、“逆パンダ(リバースパンダ)”と呼ばれて親しまれている、ブラックダイアルとシルバーインダイアルのコントラストです。マットブラックのアルマイト加工が施されたタキメーターベゼルと相まって、往年のレーシング・クロノグラフをイメージさせる精悍なデザインに仕上がっています。この武骨なクロノグラフに、ドレスウオッチに通じるスタイルの5リンクブレスレット(“T-fit”クイックアジャストクラスプ搭載)を組み合わせることで、一段と洗練された佇まいとなるから不思議です」

しかも同モデルは、そのメカニズムにおいて同価格帯のクロノグラフを大きくリードする秘密を宿している。
「搭載しているマニュファクチュールムーブメント(Cal.MT5813)は、ハイクラスのクロノグラフの証であるコラムホイールと垂直クラッチを備えています。これによって、プッシャーの小気味よく確実な操作感を実現しました。また、スクリューロック機構を備えたプッシャーをロックすることで、200mという高い防水性能を発揮します。さらには、先に紹介したブラックベイと同様に非磁性シリコンバランススプリングが採用されており、磁気帯びリスクを軽減するなど、最高峰の実用スペックを気兼ねなく日常使いできる仕様としています」
ブラックベイ クロノは、チューダーが歴史的に育んできた「ダイビング」と「モータースポーツ」という2つの世界観を、巧みにデザインとスペックへ落とし込んだ本格派クロノグラフというわけだ。

チューダー「ブラックベイ クロノ」 Ref.M79360N-0013 96万9100円/自動巻き(Cal.MT5813)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径41mm、厚さ14.4mm。200m防水。

今回、西川さんが挙げてくれた3モデルは、それぞれ異なるバックボーンを持ちながらも、チューダーの哲学を雄弁に物語っている。シンプルだからこそ飽きがこず、使い込んで刻まれた傷さえもヴィンテージのような深い味わいへと昇華していく。それでいて、内部のスペックは常に最新仕様にアップデートされている。もちろん万全のアフターサービス体制が整っていることから、チューダーは記念すべき“ファーストウオッチ”の候補としても、大変有力なブランドといえる。
【oomiya 京都店】

TEL:075-229-6689
住所:京都府京都市下京区立売西町72
営業:11:00~19:00
定休日:水曜
※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/山口祐也(WATCHNAVI編集部) Photo/鈴木謙介
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