【G-SHOCK パーフェクトバイブル】誕生20周年を迎えて、究極の「The G」へ進化(2000年代)

2018/9/6 12:00
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壊れない、止まらない、狂わない、究極の〝G〟誕生

社会現象にまでなった1990年代後半のブームが落ち着き、市場が正常に戻るにつれて、G-SHOCKも本来の輝きを取り戻した。そして初代モデルから20周年を迎える直前の2002年11月、「壊れない」「止まらない」「狂わない」という究極のG-SHOCK「The G」が誕生したのである。

G-5600-1JF(2002年発売)/低消費電流技術によりソーラーパネルを小型化し、本体を大型化せずに従来の液晶サイズを確保。ファイバー入り強化樹脂ケースに金属補強板をインサートした新設計により厚みも抑えた

タフソーラーと電波受信機能はすでに耐衝撃性をクリアしてG-SHOCKに搭載済みだったが、The GにはCPUの消費電力を抑えた新しいLSIの開発や、新たな半導体技術によってLSIの中のリーク電流を抑えるなど、膨大な努力が必要だった。さらに5600サイズに落とし込むのに3年を経て、電波ソーラー仕様GW-5600Jが完成した。

GW-5600J-1JF(2005年発売)/ソーラーに電波受信を加え、「壊れない」「止まらない」「狂わない」という「TheG」の誕生から3年、ついに5600の電波ソーラー化が実現。海外の標準電波に対応したマルチバンド化も進んだ

その後も、薄型化や電波受信の多局化など、G-SHOCKが進化を止めることはなかった。

GW-056BJ-1JF(2005年発売)/定番のスクエアデザインを基調にしつつ近未来的デザインを採用。正確な時を刻み続けるThe Gでありながら、多角形フレームによる新たな耐衝撃構造により11㎜厚という薄型化に成功した

 

GW-M5600-1JF(2008年発売)/マルチバンド5のG-SHOCK初搭載から2年、5600系に初めて投入され、品番に「M」の文字が付いた。アンテナのさらなる小型化によって、タフソーラーのG-5600よりコンパクトになった

 

GW-5000B-1JR(2009年発売)/初代DW-5000が最新技術で復活。電波を通しづらいフルメタルケースと、重厚なスクリューバックを採用しながら、マルチバンド6を搭載。裏ブタやボタン、尾錠にはDLC加工を施す
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