壊れない、止まらない、狂わない、究極の〝G〟誕生
社会現象にまでなった1990年代後半のブームが落ち着き、市場が正常に戻るにつれて、G-SHOCKも本来の輝きを取り戻した。そして初代モデルから20周年を迎える直前の2002年11月、「壊れない」「止まらない」「狂わない」という究極のG-SHOCK「The G」が誕生したのである。
タフソーラーと電波受信機能はすでに耐衝撃性をクリアしてG-SHOCKに搭載済みだったが、The GにはCPUの消費電力を抑えた新しいLSIの開発や、新たな半導体技術によってLSIの中のリーク電流を抑えるなど、膨大な努力が必要だった。さらに5600サイズに落とし込むのに3年を経て、電波ソーラー仕様GW-5600Jが完成した。
その後も、薄型化や電波受信の多局化など、G-SHOCKが進化を止めることはなかった。
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