前回は、ドレスポウオッチの秋冬入荷予定モデルの中から40万円アンダーのアイテムを取り上げましたが、今回は90万円オーバーの上位モデルです。
コンシェルジュは、引き続き時計ライターの篠田哲生さん。高価格帯のドレスポウオッチは、このジャンルの時計が持つ多様性に加え、文字盤に高級木材を使用したものや、特殊機構搭載モデルなど、周囲と差がつくスペシャル感満載の仕様も魅力となっています。では、コンシェルジュ推薦の最新ドレスポウオッチをチェック!
コンシェルジュ・篠田哲生さんProfile
「ホット・ドッグプレス」(講談社)を経て独立し、現在は幅広い媒体で執筆する。時計学校を修了した実践派でもある
ポルシェ・デザイン「1919クロノタイマー・フライバック ブラウンレザー」
無駄のないデザインに自社ムーブメントを搭載
昨年発表した自社製ムーブメント「Cal.Werk 01.200」を搭載するフライバッククロノグラフ。ラグを肉抜きしたチタンケースと端正な文字盤の組み合わせに、ポルシェ・デザインらしい機能美が漂います。絶妙なブラウンレザーの色とのマッチングも見事。
ユリス・ナルダン「マリーン トルピユール ミリタリー」
高精度ウオッチの新鋭を程良くカジュアルダウン
新型ハイコストパフォーマンス機をミリタリー調に仕上げた世界限定300本の特別仕様。6時位置のスモールセコンドにシリアルナンバーが表記されています。搭載するシリコン脱進機を備えた自社製ムーブメント「Cal.UN-118」は、高精度の証であるCOSCクロノメーター認定を受けています。
クロノスイス「フライング・レギュレーターナイト アンド デイ」
クラシックな複雑機構を立体文字盤で巧みに表現
時分秒を独立表示する「レギュレーター」機構の各ダイアルを浮かせて設置。文字盤左側に搭載されたナイトアンドデイ表示機構が、躍動的な文字盤に華やかさを添えています。時針やインデックスにはスーパールミノバを塗布し、暗所での視認性もしっかり確保されています。