スイス時計界の中心とは離れたドイツ国境の町シャフハウゼンで、米国人時計師が1868年に創業したIWC。なかでもパーソナリティが際立っているのがポルトギーゼ。モデル名の知名度だけでなく、1939年の誕生時から継承される大型ケースと気品漂うデザインコードが、広く世間に知られ、好印象をもって受け入れられています。
今回は、そんなポルトギーゼの人気の秘密を解明すべく、全国の正規店にアンケートを実施。結果、店頭で選ばれる理由は、「デザイン」「ムーブメント」「歴史・物語性」「クラフツマンシップ」の4つに大別されることが分かりました。正規店のコメント付きでその魅力に迫ります。
選ばれる理由①:デザイン
画像左:ポルトギーゼ・クロノグラフ
1998年誕生のロングセラーモデルは、エンボス加工のアラビアインデックスや繊細なリーフ針など、ポルトギーゼ独特の意匠を受け継いだもの。縦2つ目のシンプルなフェイスに、ゴールドカラーを品よく取り入れています。
<正規店のコメント>
「ポルトギーゼは視認性に優れたアラビア数字のインデックスや、手の込んだリーフ針、スリムなベゼルが特徴です。シンプルで飽きのこないデザインが支持を受けています」(oomiya大阪心斎橋店/スタッフ・出水公太さん)
「IWCの良さはデザインの良さに尽きます。その最たるモデルがポルトギーゼ・クロノグラフ。40.9㎜のケースいっぱいに文字盤が広がり、Ref.IW371445は時間を示す針が金色、クロノ針はブルーと細部まで美しい」(天賞堂/課長・上田英仁さん)
画像右:ポルトギーゼ・オートマティック
ペラトン自動巻機構を受け継ぐ自社製ムーブメント「Cal.52010」搭載。文字盤左にスモールセコンド、右に7日間パワーリザーブ表示、6時位置にデイト表示を備えています。インデックスのブルーが文字盤に映え、絶妙なアクセントに。
<正規店のコメント>
「ポルトギーゼの魅力は、飾らない、シンプルなデザインだからこそ感じる上質感。品の良さを控えめにアピールしながら、日常のスタイルに溶け込むさり気なさは格別です」(HF-AGE 仙台店/スタッフ・推野智子さん)
イタリア・サントーニ社の最高級レザーを使用
ジュビリーコレクションやレギュラーモデルの一部レザーストラップは、一流靴メーカーのサントーニ社がIWCのためだけにハンドメイドしたもの。独特の古艶とニュアンスある色彩が美しい仕上がりです。
選ばれる理由②:ムーブメント
双方向巻き上げ式のペラトン爪レバー式自動巻き機構を搭載
自社製Cal.52010は、負担の大きい巻き上げ歯車と爪にブラックセラミック、ローター軸受けにホワイトセラミックを使用。毎時2万8800振動のテンプとブレゲひげ
ゼンマイが最高の精度を保証します。
<正規店のコメント>
「クロノグラフ、7日間パワーリザーブ、年次カレンダー、パーペチュアルカレンダー、トゥールビヨン、ミニッツリピーター、グランドコンプリケーションと、IWCのムーブメントには7つの技術があります。そのすべてを網羅する唯一のコレクションがポルトギーゼです」(COMMON TIME 横浜元町本店〈CHARMYウォッチ館〉/マネージャー・森崎啓介さん)
「7日間ものロングパワーリザーブや、フライバック付きクロノグラフなど、ポルトギーゼには高度な機能が搭載されていますが、価格設定は他ブランドと比べても抑えられていると思います」(貴人館/店長・西 昭彦さん)
「Ref.IW371445のクロノグラフ・キャリバーも、ただの汎用ムーブメントではなく、技術者が手を加えて高精度にモディファイしています。機械作りに定評のある
IWCならではの安心感。コスパも高く申し分ありません」(トミヤ広島店/スタッフ・倉原克之さん)
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