腕時計のデザインは、ストラップまで含めた総合的な視点から開発されている。これが見た目の美しさや装着のしやすさなどにつながる。時計界では古くからテーマにされてきたことだが、とりわけ老舗ブランドは重んじる傾向が強い。そんなことを物語る、クラシックデザインの2モデルについて紹介する。
1969年発表の傑作クロノグラフをブレスレットまで忠実に再現
毎時3万6000振動の画期的な自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載し、1969年にデビューした「エル・プリメロ A384」を復刻。当時ゲイ・フレアー社が手がけた、中コマにオープン部分を設けたハシゴ状のユニークなラダーブレスレットも、現代の技術で再現するとともに堅牢な仕様へと見事に生まれ変わらせた。このブレスレットやパンダダイアルを含め、新鮮味あるレトロモダンスタイルが人気を読んでいる。
問い合わせ先:LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス TEL.03-3575-5861
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繊細ながら剛性も高い芸術的ブレスレット
王道のクラシックスタイルを体現するドレスウオッチコレクション「ヴィルレ」で、もっとも薄いケースを採用した2針式モデル。17連ものリンクによってメッシュ風に仕上げられたミルマイユメタルブレスレットは、熟練の技術を持つ職人が500以上ものパーツを手作業で加工・組み上げたもの。“外装の複雑機構”とでもいうべき、アーティスティックなブレスレットとなっている。ツインバレルによってロングパワーリザーブを実現する、手巻きキャリバー11A4Bを搭載。
問い合わせ先:ブランパン ブティック 銀座 TEL.03-6254-7233
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