腕時計はいま、本体だけでなくストラップまで個性が求められている。装着性を高めつつ、デザインの良さも特徴とするブレスレットが搭載されたタイムピースは近年のトレンドのひとつに数えられ、各ブランドはこぞって開発に注力している。本体との親和性はもちろん、薄型化に邁進したり、異素材を駆使した未来志向まで登場。今回は、ブレスレット自体に語りどころのある2本について解説する。
超薄型の美学を貫く秀作のブレスレット仕様
プラチナ製マイクロローターを用い、世界最薄を達成した自動巻きムーブメントを搭載するオクト フィニッシモコレクション。2020年は実用的なステンレススチールモデルがラインナップに加わった。5.15mm厚という超絶スリムなボディと、流麗なブレスレットを一体化させた建築的なデザインは本機でも健在だ。スクリューダウン式リューズの新採用により、防水スペックが10気圧に向上して普段使いにも対応する。
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ケース同様のカーボンTPTブレスレットの衝撃
超軽量で耐久性に優れ、質感も独特なカーボンTPT製パーツ約200個を、スプラインネジでグレード5チタンの骨組みに固定した独創的なブレスレットを開発。その重量、わずか29gも驚異的といえる。同じマテリアルから創造されたケースと相まって、レディスウオッチ最高峰の個性を放つ。
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