【ボーム&メルシエ】創業から100年オーバーの歴史を持つ名門時計ブランドのミドルプライスモデルに要注目

創業から100年と聞くと、非常に歴史のある“老舗”というイメージがある。日本にもそういったメーカーや店舗が数多くあって敬愛の対象とされているが、世界の時計界にも100年以上の歴史を誇るブランドが存在している。

本連載では、そのような世紀を越えて技術を継承しつつ、手に取りやすいミドルレンジプライスのコレクションを揃えている時計ブランドをピックアップ。第2回となる今回は、価格以上のクオリティとエレガントなデザインを特徴とするスイスのメーカー【ボーム&メルシエ(BAUME & MERCIER)】をピックアップ。最新の注目ウオッチも紹介する。

2018年、ボーム&メルシエが所属するリシュモン グループのムーブメント開発製造部門であるヴァル・フルリエと、リシュモンの研究開発機関との共同開発によって、優れたエクスクルーシブキャリバー「ボーマティック」が誕生した。その分解状態の写真

 

ボーム&メルシエ(BAUME & MERCIER)」について

創業年:1830年
創業者:ルイ=ヴィクトル・ボーム、ジョセフ=セレスタン・ボーム
創業地:スイス/ジュネーブ

1830年にボーム兄弟会社として創業。伝統の技術に基づく高い品質と独創的デザインで知られる。「ハンプトン」(1994年)や「ケープランド」(1998年)など、時代の先端を行く人気ラインを生み出してきた。

“最高品質の時計”だけを作り続けた191年の歴史

時計製造の下請けで技術を高め、ボーム兄弟会社として独立したことをきっかけに本格的にスタート。1920年、創業者の孫にあたるウィリアム・ボームと実業家のポール・メルシエが出会い、現在の社名「ボーム&メルシエ」へと変更された。以来、高品質と独創的意匠で名声を得てきた。

近年では、角型ブームの先駆け「ハンプトン」(1994年)、シック&モダンな「クラシマ」(1996年)、スポーティな「ケープランド」(1998年)、都会的でモダンな「クリフトン」(2013年)などヒットを連発。2018年に発表した自社ムーブメントの「キャリバーボーマティック」が高く評価され、大躍進中である。

 

ポインター式のデイデイトと美麗な月齢表示

「クリフトン ボーマティック デイデイト/ムーンフェイズ」Ref.M0A10548 54万4500円

自社製造の「キャリバー ボーマティック」に、新開発のモジュールを追加。星空を背景にスモーク加工のサファイアクリスタルを通して、ムーンフェイズが美しい顔を見せる。その周囲にポインター式のデイト表示、12時位置に曜日表示のインダイアルを配した。自動巻き(Cal.BM14-1975 AC2)。毎時2万8800振動。5日間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)。アリゲーターストラップ。直径42mm、厚さ13.2mm。5気圧防水。

 

気品高きレクタンギュラーフォルムの逸品

「ハンプトン スモールセコンズ デイトラージ」Ref.M0A10528 31万3500円

ハンプトンのアイコニックな縦長ケースが、1920年代のアール・デコを表現したシルエットに進化。直角を避けた滑らかな曲線はドーム型の風防に調和し、リベット式インデックスを配した文字盤に剣型の時分針がアクセントを添える。自動巻き。毎時2万8800振動。42時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)。アリゲーターストラップ。縦48×横31mm、厚さ9.35mm。5気圧防水。

 

問い合わせ先:ボーム&メルシエ TEL.0120-98-8000 https://www.baume-et-mercier.com/jp/ja/

 

Text/WATCHNAVI編集部

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