【オーデマ ピゲ】エクストリームスポーツウオッチ「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」の最新作が搭載する画期的ストラップ交換機構とは

スイスの高級時計・宝飾品ブランド【オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)】の象徴的なクロノグラフ、「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」がリニューアルを果たした。あらゆる機構や機能を生み出してきたオーデマ ピゲをして長年の歳月をかけて開発したというストラップ交換システムは、数ある同様の方式のなかでも簡潔さで群を抜いたものと評価できる。必見の価値あり!!

アイコニックなデザインを崩さずに成立させた発明

腕時計におけるストラップ交換システムは、一大トレンドである。オーデマ ピゲも、ロイヤル オーク オフショアから独自のストラップ交換システムを採用。ファンから好評を博している。このメカニズムの発表当時、CEOのフランソワ-アンリ・べナミアスは、「構想から完成まで長い時間がかかった」と述べた。完成形を目にすると、このチャレンジの難しさが伝わってくる。

まず第一に、ロイヤル オーク オフショアのデザインをまったく崩すことなくメカニズムを成立させている点が素晴らしい。歴代モデルとデザインを統一させることは、将来的に互換性を持たせる可能性も透けて見える。もし今後、ストラップ単体での商品バリエーションが増えることになれば、既存オーナーにとってもこれほど嬉しいことはない。また、ケースバックの2点支持を貫くことで、不意にワンクリックしてしまってももう一方が繋がっていることで落下を防げるメリットもある。

肝心のストラップを交換した際の印象の変化は写真の通り。とくにスモークトープカラーのダイアルは全体に占めるブラックの割合で見た目が大きく変化する。現代的なトープカラーからブラックラバーに換装すると、セラミックベゼルとの統一感が強まり、モードな雰囲気に仕上がるのだ。ちなみにブラックのステンレススチールモデルにはブラウンのカーフが、ピンクゴールドモデルにはブラックアリゲーターが付属する。

ここまでレコメンドしてきたものの、現時点でかなり人気モデルになっており、すぐに入手できるとは断言はできない。巡り合わせを信じ、頼れる店舗に足繁く通ってチャンスを狙おう。

 

セラミックベゼルとスモークダイアルのハーモニー

オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」Ref.26420SO.OO.A600CA.01 445万5000円

2000年代初期に直径44mmサイズを採用して以来のサイズ変更となる直径43mmケースで発表された新世代のロイヤル オーク オフショア クロノグラフ。直線的に見える外装にわずかにカーブを取り入れるなど、人間工学に基づいた複雑な設計も魅力だ。「メガタペストリー」模様があしらわれたスモークライトブラウンダイアルに、ブラックのカウンターと外周リングを組み合わせ、洗練されたデザインを形成。フライバック機能搭載クロノグラフ。

スペック:自動巻き(自社製Cal.4401)、毎時2万8800振動、70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、ラバーストラップ(交換用が付属)。直径43mm(厚さ14.4mm)。10気圧防水。

 

◆ストラップチェンジ機構の仕組み◆

ケースを裏返してダブルプッシュシステムをクリックすると、簡単にケースからストラップが外れる。

尾錠は、端を起こしてスライドさせるだけ。仕掛けの可動域が狭いので、不意の脱落の心配はないだろう。

取り付ける際は、外すときの逆の手順で行う。尾錠の端を起こした状態でスライドさせてストラップに固定。

ケースへの取り付けは、ストラップから突き出た金属部を2つのツメの穴に差し込むだけ。これで交換完了だ。

 

問い合わせ先:オーデマ ピゲ ジャパン TEL.03-6830-0000
日本特別版コンテンツ:https://borninlebrassus.audemarspiguet.com
日本公式:https://www.audemarspiguet.com/com/ja

 

文/水藤大輔 撮影/星 武志(estrellas) スタイリング/石川英治(Table Rock Studio)

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