ケースやダイアルのデザイン・素材など、時計の魅力を決定する要素は数多く存在するが、時計ファンならその心臓部であるムーブメントに注目したいもの。そこで、本特集では人気ブランドについて、［ムーブメント概要=全体像］［基幹=主力ムーブメント］［最新＆注目のムーブメント］について詳細を解説。時計内部の知識が深まれば時計の真価もさらに理解できるはず。今回はシチズンをピックアップ！
シチズン（CITIZEN）
先駆のテクノロジーで時計界に新機軸を創出
世界初のアナログ式太陽電池ムーブメント（1976年発表：後のエコ・ドライブへと繋がるキャリバー）や、世界初の光発電衛星電波時計（2011年）など、革新の開発技術で知られる。ムーブメントの種類は国内モデルだけで250種以上と多彩で、ほぼすべてが自社製造となっている。
基幹ムーブメント「Cal.0100」「Cal.8826」
主な派生ムーブメント「Cal.8845」 など
Cal.0100は電波受信を用いず時計内部の機構だけで正確な時を刻み続ける、自律型として世界最高精度の年差±1秒を達成したアナログ式光発電ムーブメント（2018年発表）。Cal.8826は、光発電時計40周年を記念して2016年に発表された世界最薄1.00㎜のアナログ式光発電ムーブメントで、Cal.8845はスモセコが付く。
注目の最新ムーブメント「Cal.0200」
シチズンの自社設計＆組立でありながら、傘下のラ・ジュー・ペレ社の高度で幅広い装飾技術を最大限活用。歯車の美しい配列や秀麗な部品仕上げの審美性、クロノメーター規格を超える平均日差－3～＋5秒の高精度・高機能性が魅力。パワーリザーブ約60時間。
搭載モデル「ザ・シチズン メカニカルモデル」
「ザ・シチズン メカニカルモデル」Ref.NC0200-81L 60万5000円 自動巻き（Cal.0200）、毎時2万8800振動、約60時間パワーリザーブ。SSケース＆ブレスレット。直径40.0mm、厚さ10.9mm。5気圧防水
問い合わせ先：シチズンお客様時計相談室 TEL.0120-78-4807
https://citizen.jp/
◎本記事は『ウオッチナビ 2022 Summer Vol.86』より抜粋・編集しています。
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