【カンパノラ】デビュー20周年を記念する国産最高峰のクオーツ・グランドコンプリケーションウオッチ

日本を代表する【シチズン(CITIZEN)】は、自社で一貫しての製造ができるマニュファクチュールとして知られる。その高度な技術をもって製作される【カンパノラ(CAMPANOLA)】より、グランドコンプリケーション誕生20周年を祝う「カンパノラ グランドコンプリケーション20周年記念限定モデル」の2種類が登場した。

2002年誕生のカンパノラ複雑モデルがさらに進化

「カンパノラ」は時刻を知るためだけの道具でなく、“時を愉しむ、日常を愉しむ、個性を愉しむ”をテーマに掲げ、2000年にデビューした。最先端技術と伝統工芸を巧みに用いて、これまでにデザインコンセプトである“宇宙の美”を体現するコレクションを展開してきた。その中でもエポックメーキングのひとつとなるのが、2002年に誕生した「カンパノラ グランドコンプリケーション」だった。本機はミニッツリピーター、ムーンフェイズ、パーペチュアルカレンダー、クロノグラフを搭載したブランド初のグランドコンプリケーションであり、日本古来の伝統工芸である漆塗をした文字盤の美しさも相まって大きな話題を集めた。この特別なモデルの誕生20周年を祝うべく開発されたのが、最新作「カンパノラ グランドコンプリケーション20周年記念限定モデル」である。

「皨雨(ほしのあめ)」と「蒼波(そうは)」の2機種がラインナップ

「カンパノラ グランドコンプリケーション20周年記念限定モデル」は、ケース径、文字盤デザイン、搭載機能などは共通だが、カラーリングが異なる2型が揃えられている。

ブラック基調の「皨雨(ほしのあめ)」と名付けられたモデルは、漆黒の宇宙を想起される漆塗りの文字盤に金色粉を蒔くことで、闇の中で煌く星たちを表現。一点一点手作業で仕上げられているため、ひとつとして同じ表情のないオンリーワンの逸品となるわけだ。ローマン数字インデックス、タキメータースケール、時分針、ストラップのステッチなど随所に華やかなゴールドが使われており、ブラックとのコントラストが圧倒的な存在感を放つ。

ブルーがメインカラーとなる「蒼波(そうは)」は、月明かりが反射して煌めく大海原をイメージするため、金属粉を練り込んだ青漆加工の文字盤を採用。こちらも「皨雨(ほしのあめ)」と同じく手作業での仕上げとなっている。インデックスが記されたベゼル、3つのインダイアルの中央部を深みのあるブルーでデザインし、肉厚なレザーストラップも同色でまとめることで、造形的な一体感を高めた印象だ。

自社製造のキャリバー6772が4大複雑機構を実現

「皨雨(ほしのあめ)」、「蒼波(そうは)」ともに自社製造のクオーツムーブメント「キャリバー6772」を搭載。高低2種の音で時刻を知らせるミニッツリピーター、月の満ち欠けを表示するムーンフェイズ、2100年2月28日まで月末の日付修正とうるう年の修正を不要とするパーペチュアルカレンダー、通常計測から積算計測、スプリット計測まで可能なクロノグラフの4大複雑機構を実現している。

ストラップ素材には、LWG(レザーワーキンググループ)で認証を受けたタンナー(製革業者)が製造した信頼性の高いワニ革を使用。LWGとはレザーに関わるブランド、タンナー、薬剤メーカーの3者で構成される国際団体で、環境への配慮、製造工程での安全性などを評価し、厳しい審査をクリアしたタンナーのみ、認証が付与される。

本機のケースバックには、リミテッドエディションナンバーとカンパノラのグランドコンプリケーションの誕生20周年を記念する刻印があしらわれている。両モデルとも120本限定生産で、特定店(シチズン フラッグシップストアとシチズン プレミアムドアーズ)でのみ扱われる。

カンパノラ「皨雨(ほしのあめ)」 Ref.AH4086-05E 51万7000円/クオーツ(Cal.6772)。ステンレスケース、ワニ革ストラップ(LWG認証)。デュアル球面サファイアガラス風防(無反射加工)。直径43mm、厚さ16.5mm。日常生活防水。限定120本。

 

カンパノラ「蒼波(そうは)」 Ref.AH4086-13L 50万6000円/クオーツ(Cal.6772)。ステンレススチールケース、ワニ革ストラップ(LWG認証)。デュアル球面サファイアガラス風防(無反射加工)。直径43mm、厚さ16.5mm。日常生活防水。限定120本。

 

問い合わせ先:シチズンお客様時計相談室 TEL:0120-78-4807 https://campanola.jp/ ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。

Text/三宅裕丈

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