<2025年発表の腕時計をルックバック>新たなブランドスローガンのもと「タグ・ホイヤー カレラ」や「タグ・ホイヤー フォーミュラ1」の新作が誕生《CEOインタビュー収録》

毎年スイスのジュネーブで開催される世界最大の新作時計ショー、「ウオッチズ&ワンダーズ」などで発表された2025年登場のコレクションを改めて振り返る。今回は、モータースポーツの世界でも存在感を示し続ける【タグ・ホイヤー(TAG HEUER)】の2025年発表モデルを紹介。ブランドのキーマンへのインタビューも収録。

F1を介しフォーミュラ1の存在感がUP

会場で最も注目を集めた一社が、タグ・ホイヤーだ。F1の公式計時に復帰したことから、ブースにはオラクル・レッドブル・レーシングと、かつてアイルトン・セナがドライブしたマクラーレン・レーシングのフォーミュラーカーをW展示。セナの愛用品も飾られるなど、F1一色となった。そして新たなブランドスローガン「Designed to Win(勝利のために)」のもと、ソーラーグラフのフォーミュラ1やカレラの新型デイデイトモデルなど、機能的で手に取りやすい新作も投入してきた。

キャリバーや文字盤だけでなくブレスレットのこだわりの作りにも注目

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ デイデイト」 Ref.WDA2112.BA0043 60万5000円

AMTと共同開発した「キャリバーTH31-02」を「タグ・ホイヤー カレラ」に初搭載。安定した精度やロングパワーリザーブ、5年間の延長保証といった性能を誇るとともに、シースルーバックから見える両方向巻き上げのシールド型ローターも特徴である。ベゼルがスリムになり、フランジを含めて文字盤の視認性が向上した。

スペック:自動巻き(Cal.TH31-02)、毎時2万8800振動、約80時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径41mm。厚さ12.7mm。100m防水。

 

自分好みがきっと見つかる趣向を凝らしたデザイン

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ デイデイト」 (左から)Ref.WDA2113.BA0043 60万5000円 Ref.WDA2111.BD0001 126万5000円 Ref.WDA2110.FC6614 59万9500円

グラデーションがかけられたスモーキーレッドモデル(左)から、ブラックオパーリン文字盤との組み合わせが絶妙なバイカラーモデル(右)、ミニッツサークルとカーフスキンストラップのライニングを青で統一したグレイン仕上げの黒文字盤モデル(下)まで。個性あるバリエーションも新型デイデイトの魅力だ。

スペック(Ref.WDA2110.FC6614):自動巻き(Cal.TH31-02)、毎時2万8800振動、約80時間パワーリザーブ。ステンレススチール+18Kローズゴールドケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径41mm。厚さ12.6mm。100m防水。

 

ティールカラーが視線を惹きつけるスタイリッシュなGMTバージョン

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ デイト ツインタイム」 Ref.WDA2114.BA0043 69万3000円

1955年発表のGMTウオッチ「ツインタイム」の系譜を継ぐコレクション。モータースポーツの黄金時代に活躍していたレーシングカーから着想を得たティールカラーの文字盤(サンレイ加工サテン仕上げ)を備える。昼夜で2色分けしたフランジの24時間表示を、先端が赤い24時間針が指して第2時間帯を示す。

スペック:自動巻き(Cal.TH31-03)、毎時2万8800振動、約80時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径41mm。厚さ12.6mm。100m防水。

 

《CEOインタビュー》


↑タグ・ホイヤー CEO アントワーヌ・パン氏/フランス出身。1994年にタグ・ホイヤーでキャリアをスタートし、98年に移籍したブシュロンと2002年に転じたゼニスで要職を務め、その後タグ・ホイヤー ジャパンと韓国のマネージングディレクターに就任。2014年にブルガリに移籍したのち、2024年9月より現職

「今後10年続くF1とのタッグも関係し、エキサイティングやエモーションを与えるタイムピースが続々と生まれることでしょう」

創業165周年の節目に掲げた「Designed to Win(勝利のために)」は、タグ・ホイヤーの競争力、革新性、卓越した精度を表現している。これは伝説的なF1レーサーで、タグ・ホイヤーを愛用したアイルトン・セナが遺した「私は2位や3位になるために生まれたのではない。勝つために生まれたのだ」にインスパイアされている。その合言葉とともに発表した新作を、パンCEOは次のように語る。

「新しいフォーミュラ1は世代やジェンダーの枠を超えてマインドセットに訴えかけます。ソーラーで手軽なためギフトにも適しています。着けた時の感動を共有してもらいたいですね」

機械式にも話題作が生まれた。

「カレラ デイデイトは“ソウル”と“ボディ”がキーワード。ソウルは歴史や哲学を意味し、カレラの産みの親であるジャック・ホイヤーがカレラをドライバーに贈ったところ、グランプリに勝利したという逸話があり、サクセスウオッチとしても知られた存在です。一方のボディは、ユーザーフレンドリーな機能のこと。キャリバーの変更やブレスの改良もこれに則ったものです。タグ・ホイヤーはこれからもチャレンジの姿勢を貫き、新たな価値を創造していきます」

 

F1への復帰を記念した限定スペシャルピース

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ F1Ⓡ」 Ref.CBW2190.FC8356 価格要問い合わせ

2025年から再びF1の公式タイムキーパーに就任したことを記念する、タグ・ホイヤーの革新と精度の歴史を物語る一本。世界初の防水機能を備える自動巻き角型クロノグラフの現行モデルをベースに、複数のタイムを同時に計測できるスプリットセコンドを搭載する。鮮やかなレッドの半透明文字盤やF1のシグネチャーカラーを反映したデザイン。

スペック:自動巻き(Cal.TH81-00)、毎時3万6000振動、約65時間パワーリザーブ。セラミックケース(シースルーバック)。縦横41mm。厚さ15.2mm。カーフストラップ。30m防水。

 

カジュアルなデザインと実用的なスペックを備え手に取りやすいプライスで注目

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー フォーミュラ1 ソーラーグラフ」 (左から)Ref.WBY1112.BA0042 Ref.WBY1111.BA0042 各28万6000円

右のモデルはオリジナルモデルとなる「シリーズ1」を、先端素材と鮮やかな色使いで再解釈。人間工学に基づく設計のケースに、1分間の照射で丸1日、フル充電ならば最大で約10か月間の連続使用を可能にするソーラーパワー駆動ムーブメントを搭載する。双方向回転ベゼルはTHポリライト製。

スペック(共通):ソーラークオーツ(Cal . TH50-00)。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径38mm。厚さ9.9mm。100m防水。

 

問い合わせ先:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7030 https://www.tagheuer.com/jp/ja/

◎本記事は『ウオッチナビ 2025 Summer Vol.98』より抜粋・編集しています。価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/WATCHNAVI編集部 Photo/Atsuyuki Shimada

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