スマホで時間がわかる現代だからこそ、こだわりある時計は着ける価値がある 山本良介(トライアスリート)――MY TIME〜私の時間術〜Vol.29

プライベートの時計はHYT、L&JRタグ・ホイヤーの3本

――トライアスロンのレース中、設定タイムを確認するために時計は必需品だと聞きます。本日は、プライベートで使用している3本をお持ちいただきました。まずはタグ・ホイヤーの時計からエピソードを教えてください。

これは10年ほど前に、北京五輪出場のお祝いに、親しくしている先輩からもらったものです。タグ・ホイヤーはF1と深い関わりがある時計です。“レース”という点で、トライアスロンと共通点があり、ブランド自体にとても親しみを感じています。またデザインもクラシックで、合わせやすいところが気に入っています。

――もう1本は、日本ではなかなかお目にかかれないHYTですね。

はい。HYTは、液体の位置で時間がわかるなんて、とにかく斬新だし、テクノロジーがすごい。見た目も未来感があって、男心をくすぐるディティール満載な1本という印象です。 また「液体で時刻を表示する」他に類を見ない唯一無二の時計ブランドという点も、オリジナリティがあってすごくいいなと思います。スマホで手軽に時間がわかる現代だからこそ、こだわりのある時計は、着ける価値を感じます。

――3本目は、昨年日本に入荷したスイスブランド「L&JR」の時計です。

L&JRの時計は20万円ほど。クオーツながら、スイス時計の本格的な仕上げが楽しめる点に惹かれたのだとか

この時計は一見、機械式時計のように見えるのに、実はクオーツというギャップがとても面白いですよね。直径も45mmとちょうどいいサイズ感なんです。 僕は、時計にこだわることは、男としてこだわりを持っている証しだと思ってるんです。だからいつも、腕元からおしゃれでありたい。この時計は、個性的で、スタイルを感じさせてくれるところが好きですね。

――まったく違う特徴を持つ3本の時計。どんな観点で選んだのですか?

僕は着ける時計によって、入るスイッチが変わるタイプなんです。トレーニング中に着けるスマートウオッチなら、選手モードに入ります。タグ・ホイヤーを着けるときは、少し背筋を伸ばしたいとき。HYTは自分らしくいたいプライベートのときに。L&JRはちょっとラフな休日に着けていることが多いですね。 それぞれ魅力がありますから、どれがいちばんということはありません。平等に、3本とも僕にとって大切な1本です。これからもずっと、僕のプライベートを腕元から支え続けてくれるパートナーだと思っています。

山本良介(やまもと・りょうすけ) トライアスリート。国際スポーツ振興協会所属。
1979年生まれ。京都府出身。高校3年生でトライアスロンを始め、1年目にして、日本ジュニア選手権で優勝。その後、北京五輪出場、アジア選手権で金メダルを獲得するなど活躍。現在も現役選手として、さまざまな大会に出場。

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