どんな腕時計がおすすめ? 90周年のトミヤ創業祭の注目ブランドを担当者に直撃!

昭和7年7月7日の創業から今年で90周年を迎える岡山の名店【トミヤ】が、毎年総力を上げて挑む恒例イベント「TOMIYA 創業祭」。7月8日(金)〜11日(月)で開催される本年のイベントは、大きな節目の年で現場も相当気合が入っているという噂を聞きつけ、さっそく各ショップで意気込みを取材した。

Text/Daisuke Suito(WN) Photo/Kensuke Suzuki(ONE PUBLISHING)

日本で唯一のウオッチがトミヤならある!

–まずは小川さんにお話しを伺います。ずばり、今年の創業祭で見るべきブランドはなんでしょうか?

小川さん 全部です!(笑) が、これでは終わってしまいますよね。どうしましょうか……本当に全部だから困ったな。では、ブライトリングからいきましょう!

テーマの異なる複数の店舗を巡りながら時計選びを楽しめるのはトミヤの魅力。小川さんはメカミュージアム店店長ではあるものの、それ以外の店舗にあるブランドも詳しく色々と案内していただいた

このブライトリング、今年はナビタイマーという永世定番シリーズをモデルチェンジしたのですが、その最新世代のフルバリエーションが創業祭の時期に揃います。ブレスまでフルゴールドのモデルは、かなり珍しいと思いますよ。

–ちなみに新世代ナビタイマーは46mm、43mm、41mmの3サイズありますよね。現時点では、どれが好調ですか? 

小川さん これまでにないカラーバリエーションが増えた43mmが定番サイズですが、意外と41mmのモデルも人気がありますね。ブライトリングに限らずパネライ、ゼニス、IWCと、最近は40mm前後のサイズのモデルで新作が増えていますし、実際にお客様からのご要望も多いように感じます。

ショーケースから見せていただいたナビタイマー B01 クロノグラフの3サイズ。46mmのブラック(Ref.AB0137211B1A1/114万4000円)、43mmのカッパー(Ref.AB0138241K1P1/107万2500円)、41mmのブルー(Ref.AB0139241C1P1/105万500円)とそれぞれに個性が際立つ。文字盤がシンプルに洗練されたほか、操作性を考慮したリューズの拡大など、より使い勝手を高める細部の変更も見どころだという

–ただでさえブライトリングは、ナビタイマーとクロノマットの2大定番で悩むのに、バリエーションまで勢揃いしてしまうと選んでいるだけであっという間に時間が経ってしまいそうですね。

小川さん そうですね(笑)。このメカミュージアムでの取り扱いブランドでいえば、品薄が続くロジェ・デュブイの最新作が創業祭に並べられるようブランドに働きかけています。また、タイムアートにあるウブロもビッグ・バン インテグラルのフルゴールドウオッチの展示も予定しています。そのほか、あらゆるブランドが通常時より大幅にラインナップを拡充しますので、ご期待ください。

–ありがとうございました!

 

ブラックの外装が特徴的なメカミュージアム。ここにはブライトリングやゼニス、IWCなどを展開。2階にはパネライ、ロジェ・デュブイも揃う

◆トミヤ メカミュージアム
TEL:086-226-1038
住所:岡山県岡山市北区表町2-1-39
営業:11:00~19:30
定休日:無休

 

タイムアートは、チューダーとグランドセイコーがエントランスで来店者を出迎える。タグ・ホイヤーやベル&ロスなどの本格派に加え、2階ではパテック フィリップ、ウブロなどプレステージブランドを展開

◆トミヤ タイムアート
TEL:086-235-1038
住所:岡山県岡山市北区表町2-2-60
営業:11:00~19:30
定休日:無休

 

新たにブルガリが加わったユーロサロンは、カルティエ、ブレゲ、ジャガー・ルクルト、ショパールなどのブランドのアイテムをゆったりとした空間で吟味できる

◆トミヤ ユーロサロン
TEL:086-232-1038
住所:岡山県岡山市北区表町2-2-58
営業:11:00~19:30
定休日:無休

 

エドックスやMR-Gの希少品は創業祭を逃すと二度と見られないかも!?

–次は、トミヤ クロノファクトリー店の木村店長にお話しを聞きます。よろしくお願いします。さっそく創業祭への意気込みを聞かせてください!

木村さん クロノファクトリーの取り扱いブランドで、ぜひ見ていただきたいのはエドックスですね。当店は売り場面積も販売実績も日本トップですから、普段から品揃えもかなり充実しているという自負があります。それこそ世界最大級といっても過言ではないかもしれません。そこへ90周年の創業祭ですからね、気合が入らないわけがありません!

トミヤ クロノファクトリー店の木村店長は、TikTok(岡山の時計屋さん@tomiya_watch)でおすすめモデルを毎日紹介中。時計選びの参考になる情報も多いのでぜひチェックしてみよう

今年はオープンワークダイアルが人気のデルフィン メカノ オートマティックに、日本で唯一となる金色コンビが用意できそうです。それと日本に2店舗だけのコンセプトショップ限定もあります。インデックスのダイヤセッティングをはじめ、他のバリエーションとは一線を画す存在感があり、こちらは個人的にも思い入れの強い一本です。

エドックスの新定番「デルフィン メカノ オートマティック」の人気モデル(Ref.85303-357GN-NGN/26万4000円)。創業祭では、このモデルのブラック部分が金色になった日本未入荷モデルが並ぶという

–エドックスコーナーは、かなり見応えがありそうですね! 個人的にクロノファクトリー取り扱いブランドでは、G-SHOCKが気になります。

木村さん よくぞ聞いていただきました! G-SHOCKは、すでに公式オンラインストアではソールドアウトしているMR-G-B5000のブルーとブラックのサンプル展示があります。皆様にご購入いただけるお約束はできないのですが、もはや見ることさえ貴重なモデルですので、ぜひ創業祭では多くの方にご覧いただきたいですね。そのほかのブランドについても、通常営業時よりも豊富な品揃えをご用意していますので、何度でも足を運んでたくさんの時計を見て、楽しんでいただけたら嬉しいですね。

–昨年の創業祭を取材させていただきましたが、しっかり全ブランド見て回っていたら、とても1日では足りなかったです。今年はしっかり時間を確保して会場に向かうようにします。ありがとうございました!

トミヤ クロノファクトリー店の表町商店街側はまさにG-SHOCK一色。文字通り看板ブランドである

◆トミヤ メカミュージアム
TEL:086-223-1038
住所:岡山県岡山市北区表町2-2-61
営業:11:00~19:30
定休日:火曜

おふたりに聞いた話以外にも、ブルガリの初出展やブレゲの新作マリーン オーラ・ムンディの特別受注会、ベル&ロスのBR 05のフルゴールドモデルなど、各ブランドのコーナーに見逃せないトピックが用意されるとのこと。さらに今年は例年以上にエンターテイメント性を意識したイベントを計画しているそう。常連さんもそうでない人も、90周年の創業祭は見逃し厳禁!

2022 TOMIYA創業祭
日程:2022年7月8日(金)〜11日(月)
時間:11:00〜19:00(最終日のみ〜18:00)
場所:岡山国際ホテル 瑞光の間(岡山県岡山県岡山市中区門田本町4-1-16)
トミヤコーポレーション公式サイト:https://www.tomiya.co.jp/
創業祭お問い合わせフォーム:https://www.tomiya.co.jp/sogyosai_contact/

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