そのお手入れがサビや歪みを招いているかも?!絶対に「やってはいけない」セルフケア5ヶ条

腕時計の手入れや保管方法まで、知られざる裏技テクやノウハウをご紹介する本企画。第1回目は、「絶対にやってはいけないセルフケア」。今まで時計をキレイに保つために行っていたケア方法が、実は間違っていたかもしれません。たとえばタオルやフキンで時計を拭くケアは、リューズ破損の原因にも繋がり、メーカーに修理に出した場合、1ヶ月以上の期間を要する場合も・・・。そんな事態を防ぐためにも、今までのケア方法は本当に正しいものなのか、チェックしてみましょう!

やってはいけないセルフケア①:古タオルなどで時計を拭く

タオルやフキンは水気を良く吸い取るので便利ですが、パイル地などの繊維がリューズやボタン類に引っかかりやすい、という欠点もあります。もし引っかかったまま無理に力を加えると、部品の曲がりや歪みなどを招くこともあるので、ケアには必ず専用クロスを使いましょう。

代表的な時計ケア用クロスとしては、「セーム革」や「マイクロファイバークロス」などがあり、どちらも1000円前後とお手頃価格で手に入ります。汚れたら中性洗剤などで洗って、何度でも使用できる頑丈さも魅力。何よりケースやガラス、ブレスなどケア全般に安心して使用できるので、ぜひ購入しておきましょう。

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やってはいけないセルフケア②:SSブレスを丸ごと超音波洗浄する

汚れたブレスレットを丸洗いするのに便利な超音波洗浄器。ブレスを取りはずして「そのまま丸洗い」という方も多いかもしれませんが、実はNG。

ブレスをケースに留めているバネ棒と呼ばれる部品はその構造上、頭の部分から水気が浸入しやすく、一度水気が入ってしまうとなかなか排出しにくくなるのです。よって、バネ棒をつけて丸洗いしたまますぐ戻してしまうと、内部からサビが発生する危険が……。

バネ棒はブレスからはずし、クロスや綿棒などで丁寧に汚れを除去、ブレスが完全に乾いてからバネ棒も取り付ける。この流れが正しいケア方法です。

皮脂汚れが激しい場合はベンジンを浸した容器の中に入れ、綿棒で優しくケア
皮脂汚れが激しい場合はベンジンを浸した容器の中に入れ、綿棒で優しくケア

やってはいけないセルフケア③:細かい汚れに市販の綿棒を使う

ラグとケースの隙間など、クロスが届きにくい箇所のケアには、綿棒が役立ちます。ですが、市販の綿棒は毛羽立つと繊維クズが内部に挟まる恐れがあるため、「工業用綿棒」があると、なおオススメです。これは一般の綿棒より先端が毛羽立ちしにくく、適度な硬さがあって作業も快適。特に先端が細く加工された「コーンシェイプ型」なら、細部のケアもラクに行えるのでぜひお試しを。

綿棒の代わりに爪楊枝を使うのも良いですが、イマイチ使いづらい……という際には、先端をカッターで加工するのがオススメ。先端をより鋭利にしたり、逆に平らにしたりと、使うシーンに合わせて加工すれば使いやすさも格段にアップするでしょう。

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やってはいけないセルフケア④:革ベルトを水拭き・水洗いする

革製品は、内部が緻密な繊維質で構成されています。水気が入ると毛細管現象でより奥深くへと浸透してしまう性質があるので、ケアシーンで水気は禁物。

ケアの基本は、汚れや水気を柔らかなクロスに吸い取らせること。臭いの発生を抑えたいなら、週1回程度、消臭&除菌効果のある革ベルト専用スプレー(価格は1500円前後)を肌に当たる面に吹きかけておくと効果的です。

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やってはいけないセルフケア⑤:黒ズミ汚れをクロスで落とそうとする

手入れを怠って放置したシルバー製のケースやブレスレットは、時間が経つと特有の黒ズミ汚れが浮いてしまいます。ですが、単にクロスで磨いただけでは落ちません。プロは、専用の薬品類でケアを行いますが、一般ユーザーでも市販の「プラスチック製消しゴム」で手入れができます。

除去方法は、消しゴムで表面を軽くこするだけ。適度な硬さがあり、四隅が角張っているものは細部の使い勝手も抜群。何より研磨剤成分などを含まないので時計がキズつかず安心です。

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取材・撮影協力/共栄産業

【URL】
共栄産業 http://www.kyoeico.com/

 

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