新生ブライトリングのシンプル&エレガントなアビエーション・モデル「ナビタイマー 8 オートマチック 41」

バーゼルワールドで感じたブライトリングの衝撃

文/竹石祐三

例年、バーゼルワールドでは多くの時計を見ることになるが、そのなかでも2018年最大の関心事は、ブライトリングの新作だったかもしれない。

さかのぼること2017年夏、ブライトリングの新CEOにジョージ・カーン氏が就任。半年後の2018年1月下旬には、早くも新生ブライトリング初の新作となる「ナビタイマー 8」が披露された。もちろん、この時点では、ナビタイマーの名を冠しながら回転計算尺が付いていないことに引っ掛かりを感じていたのだが、バーゼルワールドで実機を手にするや、そんな感覚は吹き飛んでしまった。

とりわけ印象的だったのが「ナビタイマー 8 オートマチック 41」。コレクション中もっともシンプルな、デイト付きの中3針モデルだ。今回はステンレススチールのケースとブレスレットに、ブルーのダイアルを配したモデルを手にしたが、腕に載せた瞬間感じたのは、オールラウンドに使える1本だということ。

「ナビタイマー 8 オートマチック 41」がクラシカルでありながら、モダンな理由

デザインのモチーフとなったのは1930年代〜1940年代にかけてブライトリングが手掛けたアビエーション・ウォッチだという。そのため、ダイアルの表情はクラシカルなのだが、美しい仕上げで定評のあるケースとブレスレットが組み合わせられることで、トータルでモダンな雰囲気を醸している。

シンプルなダイアルと、サテン仕上げのケースによる洗練されたルックスは、スーツやジャケット・スタイルと好相性。一方、このモデルには大きめのノッチが刻まれた両方向回転ベゼルを搭載しているが、これがデザインのアクセントになっていて、たとえばこれからの季節、Tシャツなどに合わせてもほどよい存在感を示してくれるはずだ。

また、ナビタイマー 8 オートマチック 41はケース径が41mmと、同コレクションのクロノグラフ・モデルと比較するとやや小ぶり。実際、腕に載せてみると収まりがよく、日本人にちょうどよいサイズであることを実感する。

他ブランドも含めると、アビエーション・ウォッチはモデル数が実に多いカテゴリーのひとつ。しかしその中で、計器としてのデザインを保ちながら本当の意味でのエレガンスを感じさせ、クオリティも高いモデルはそう多くない。それも「50万円程度のプライスで」だ。ナビタイマー 8 オートマチック 41は、これまで「アビエーション・ウォッチは日常使いにはちょっと大げさで……」なんて敬遠していた人にこそ手に取って欲しい、好バランスのモデルといえるだろう。

ナビタイマー8 オートマチック
51万8400円(予価)

三角マーカー付きの両方向回転ベゼルや視認性に優れたインデックス&指針など、航空時計ブランドのエッセンスを41mmケースに凝縮。薄くなったカーフストラップは装着感が従来より向上し、短いラグにより腕の細い人にも合う。40時間パワーリザーブ。100m防水

 

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